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彼の実家に行った日から1ヶ月くらい経つが
まだ お世話になっている。
彼も何故か実家に帰ってくるようになり
夜は3人で寝ている。
夜間の授乳や夜泣きがあるし
授乳しているところを見られるのは恥ずかしい。
実際に見られた訳じゃないけど……
背中に視線を感じてしまって……
緊張する。
授乳が終わって 私が胸を直すと
後ろから彼が私の肩に顎を乗せて
ウォルをのぞき込む。
私は彼に
「夜 眠れないでしょ？ 別の部屋でゆっくり休むか マンションに帰って 眠った方がいいと思うけど」
CM「……ウォルと一緒にいたい…………俺が横で寝てると嫌なのか？」
「違う。嫌じゃないけど…………緊張してしまうの。」
CM「なんで？」
「だって……授乳の時なんか……恥ずかしい……」
CM「……見てないぜ……」
「うん…………そうなんだけど…」
彼は見てないと思う。
でも 授乳をするときにおこる 服をめくる音や
ウォルが母乳を飲む音とか……
聞こえていると思うと……
恥ずかしい……
彼には そんな私の微妙な女心がわからない。
でも……私を嫌いな時から比べれば 全然いい。
彼はウォルに関しては ものすごく優しく穏やかだ。
それに、両親の手前もあるのか
私を名前で呼ぶようになった。
私は嬉しかった。
ホントに彼と夫婦のようだと思ったし
私と彼とウォルで家族なんだって思えた。
でも……
私の思いと彼の思いとには
距離があること徐々に知ることになった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月11日 2時
