21 Y ページ21
「お祖父さん！ 話してください！ Aのこと。」
Y祖父「なんじゃ？来たそうそう。」
「だって……Aからなんの連絡もないじゃないですか？ どうなってるんですか？」
Y祖父「大変なんだろう……わしだって我慢しておるのに お前がそんなことでどうする！」
「だって……1年も会ってないし……」
Y祖父「まぁ わしもちょっとはそう思うが……どっちかは教えてほしいなぁ…」
「？ ？ ？……」
Y祖父「まだ 長い時間の飛行機には乗れないだろ？それに きっと母乳だろうし……大変じゃよ。」
「？ ？ ？ 母乳ってなんですか？」
Y祖父「お前 知ってて とぼけてるのか？」
「えっ？」
Y祖父「お前 わしには結婚してからじゃないと子どもは作らないと言っておったのに……先に作りおって……」
「はあ？」
Y祖父「あのホテルの時か？」
「お祖父さん！ 何言ってるんですか？ 俺は子ども作ってません！ 」
Y祖父「だって……Aが言ったぞ！」
「なんって言ったんですか？」
Y祖父「今年に入ってから Aから電話がきて お前やわしに家族が増えるって……楽しみでしょって。生まれるのは たぶん 春か初夏だって言っておっったぞ。だから 韓国にはしばらく行けないって。」
「…………おかしいなぁ？……失敗してないはずなのに……」
Y祖父「お前！知らないのか？」
「はい……」
Y祖父「…………最後にやったのはいつだ？」
「あのホテルに泊まった時です。」
Y祖父「あってるだろ？ その時だと春か初夏だろ？」
「でも…………ちゃんと付けたし……」
Y祖父「あれも100%じゃないだろ？」
「そうですが……最後に会った時は何も言ってなかったです…………まぁ そんなこと言える雰囲気じゃなかったけど………」
Y祖父「？ ？ 何かあったのか？」
「最後に会ったのは 去年の10月の軍フェスの時です。知り合いに会うために両親と韓国に来ていて。
軍フェスの初日に一人で現地に来ていたんです。そこでミリとトラブルを起こして……厳しく注意したんだ。」
Y祖父「トラブル？ Aがトラブルを起こすように見えんが……」
「聞いた話だと ミリがAを叩こうとしていて 見ていたものが一瞬目を離した時にミリが倒れていたらしい。俺が駆けつけた時にもミリが倒れていて お腹が痛いって苦痛を訴えていた。Aはミリに嫌な印象を持っているし 反対に暴力を振るったと思った。Aは何もしてないって言ったけど…そういう風には思えない現場だった。」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
