15 JJ ページ15
「手が好きって変でしょ？……なんっていうか……指が細くて長いのがいいってわけじゃなくて……なんかね 手からオーラが見えるっていうか……手先の仕草っていうか……ちょっとした仕草が綺麗な人って手や指が綺麗なんだ。その人が見えるっていうか……ぼっくが思う綺麗さだけど……わかる？」
A「なんとなく分かります。」
「例えば 指輪って 痩せた手っていうか ただ細い指や長いだけじゃ……綺麗に見えないんだよ。少しくらいふっくらとした手の方が映えるんだ。」
A「そうなんですか……勉強になります。……ジェジュンさん容姿にこだわらないってことで……OKなんですね？……さっすが！ 語るだけのことはあります！ 私は外見で選ばないって言っても生理的に嫌な人もいますから。」
「ちょ ちょ ちょっと 待ってよ。正直にいって容姿に全くこだわらないってことはない！ 第1段階が手ってことで……あとはふるい分けに入りるというか……」
あっ！
しまった！
本音がでたよ……
ふるい分けなんて言っちゃって……
……遊び人って見られた？
ウェーーーー
A「クッ クッ クッ……ジェジュンさん 正直すぎです。おかしい……昨日の納豆がおやつって話も……面白すぎ」
Aちゃんは笑ってる。
僕はちょっとヒヤヒヤしたけど……
Aちゃんの笑った顔って好きだ。
ハワイでAちゃんと接して……
特に昨日のブレスを一緒に作った時に気づいた。
Aちゃん………
手が綺麗だし……
指も長い……
それに……
ハワイだから……短パンで……
脚がでてる。
脚も綺麗だ。
スッと伸びてる。
だらしない歩き方をしてない脚だ。
やっぱり……
僕が惹かれるはずさ。
ユノとも……
こんな楽しく過ごしてたのかなぁ……
それから僕達は海が見えるレストランでお昼を食べた。
A「海って綺麗ですよね……この海の先って日本かな？ 韓国かな？って……世界に繋がってるって不思議。」
海を見ているAちゃんの横顔は美しかった。
思わず僕は
「Aちゃん……Aちゃんの方が綺麗だよ。」って
Aちゃんのほっぺにチュッてしてしまった。
あっ！
やってしまった……
Aちゃん……目を見開いて驚いているよ……
嫌われる？
「怒った？……」
Aちゃんは真顔で
A「ジェジュンさん こういうのはやめましょう。恋愛関係でもないのに誤解を招くことはやめましょう。」
「はい………」
僕は注意された子どものようになってしまった。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年2月11日 12時
