22 Y ページ23
「A？今日 俺がいて 嬉しかった？」
Aは顔を俺に向け 頷く。
「俺に会いたかった？」
頷く。
「俺に会いたいのに なぜ連絡とかしないの？」
A「……ユノの携帯しらないし……。」
「いくらでも方法はあるでしょ？親を通して聞くとか？」
俺は自分が連絡先の交換を忘れてたのに そのことは棚に上げAばかり責めた。
「Aは 口では会いたかったとか会えて嬉しいって言うけれど ホントは 俺のこと それほど思ってないと思う。」
A「確かに私はユノとの関係に戸惑ってる。でも だった数日しか 過ごしてないんだよ？
医務室であってから もう3ヶ月経つけど その内のたった3日間だよ？」
A「でも ずっと会いたかったし声だって聞きたかった。今日は本当に嬉しかった。」
「でも いつもAはクールって言うか……
いつも俺だけ思ってて Aの思いなんて俺の半分もないじゃないか？」
「不安だし 自信がないんだ。」
A「…………？」
「俺はどんなAも愛してるし これからもずっと先もそうだと思ってた。」
A: 思ってた？……過去形？
「でも 価値観や物の考え方が違ってたり 男にルーズなのは見逃せないんだよ。」
Aは怪訝そうな顔で俺を見る。
A「価値観が違う……？
男にルーズ…………？……ユノは私がそんな女だと思ってるんですか？」
「思ってるも何も 聞いたから。」
A「誰に聞いたんですか？」
「誰からとか関係ない！
それに ソウルで俺に抱かれた時 初めてのふりをしただろ？」
Aは首を横に振った。
「あの先生に言われたんだろ？身体の相性がいい！気があうって。それに先生と結婚するようなことも言ったんだろ？」
「男にルーズじゃない なんて言えないだろ！！」
「男と関係を持つたびに初めてのふりをしたり 相手の外見や背景で人を選ぶなんて……Aはそんな つまらない女なの？」
A「………………つまらない女…………か。」
Aは俯いたままだ。泣いてる？
俺から声をかけようとした時 Aが俺に背中を向けて 涙を拭くしぐさをした。
そして 震えた声で言った。
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年2月7日 20時
