tomoya**嫉妬させたい2 (ページ32)

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和哉たちがメニューを選んでいる間、

しおりに今の状況を伝えると、

そりゃあもう大爆笑。

しおり｢あんた最高だよ！最高にドンマイ！！

可哀想だね、あんたは。

残念ながら私は今から退勤を切りに行くのだよ。｣

｢嘘じゃん、ねえせめてあいつら帰るまでいてよ…｣

しおり｢やだよ！私は今日は愛しのダーリンとお出かけなの！｣

｢何言ってんの、愛犬の散歩でしょ。｣

しおり｢私の愛犬は私のダーリンでもあるの！！！｣

｢あー、はいはい。

ねえ、だめ？いてくれない？｣

しおり｢うっ…あんた私がその顔に弱いってわかってやってんでしょ。

あー、やめやめ。だめだよ。今日は帰るの！｣

｢しーーおーーりーー！！｣

しおり｢あーうるさいうるさい！ほら！

お客様がお呼びだよ！行っといで！！じゃあね！｣

振り返ってフロアを見てみると、

にやにやしながら手を上げる洸希が。

｢ねえちょ、え、もういないじゃんねえ！あああああもう！！！｣

いつの間にかしおりはいなくなっていて、出口の方に向かっていた。

はぁ、仕方ない。

仕事だし…

今日が終わったらしばらく洸希達とは顔合わせらんないわ…

洸希｢ちょっとー。メイドさん遅くなーい？ハハッ｣

先輩のメイドにもあなたを指名よ、なんて急かされ、

馬鹿にしたように笑う洸希がいるテーブルへと向かい、注文を取った。