Which one do you like...??____Koki_Ka (ページ5)

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__艶やかな刹那3 ページ5

Your side
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静かな部屋、

ドクドクと強く耳の奥に激しく響く彼の音

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「皇輝くんの、心臓の音、」

『わかった？だから、うーん...そうだなぁ、今我慢してくれれば家帰って良いことあるかもしれないですよ？』

「なにそれ、！」

『じゃあ、頑張ってね』

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けち、あと一回くらいキスしてくれてもいいじゃん。

皇輝くんのわからずや！と、皇輝くんの去り際に呟けば、またこちらを振り返って私のところに来てぐっと顔を近づけてくるから

「キス、？」

『まだしないよ』

「なんっ、」

『楽しみはちゃんととっておかないとダメじゃん』

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ちょっと期待したけど、皇輝くんはそんなになんでも与えてくれる人じゃなかったんだった。

でも、代わりに大好きな皇輝くんの綺麗な指先が私の唇を押さえて、続きは家でゆっくりね？なんて言われたら我慢しちゃうじゃん。

皇輝くんが作ってくれた紅茶をアイスティーにして、この一瞬で火照ってしまった頬を冷やして給湯室を出た。

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