男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ28)

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紗季は、手塚にしがみついて店を出る
男は、相手が青学だと知り去った
紗季は、青学に叱られた

紗季「だって！アイス食べたかったんだもん！」

大石「だからって一人で行くな」

紗季「ムゥー」

千歳「まぁまぁ、女の子も一人で行動したい時もあるばい」

白石「防げた訳なんやから許してあげなはれ」

真田「青学が怒るのも一利だ」

幸村「四天王寺の言い分も一利あるよ」

紗季「…………跡べん」

跡部「どっちの意見もある」

紗季「…………花火」

全員「？」

紗季「３年生最後だから………いい思い出にしたくて…………あれこれしてたのに」

３年「！！！」

紗季「気分損ねたんで部屋に帰ります」

紗季は、大人しく部屋に帰った

越前「紗季が今まで先輩たちに思い出を作ってくれてた」

桃城「そう言うことになるな」

跡部「確かに紗季が居なければ、ダブルス経験をしなかった」

幸村「女の子とテニスすることも無かったね」

千歳「３年で１番、楽しい合宿ばい」

白石「そう思うで」

小春「紗季ちゃんは、危険を省みずに３年生の為に思い出を作ってくれてるのに私たちは、なにもしないなんて」

ユウジ「１つある」

全員「？」

ユウジ「紗季は、花火って言っていた」

丸井「紗季は、手塚くんと行きたいんじゃないか？」

手塚「！」

大石「確か、浴衣のレンタルショップあったな」

一部の３年は、手塚をレンタルショップへ向かわせた
同じ部屋の人たちは、紗季に浴衣を借りに行くよ誘導することに

越前「不二先輩」

不二「越前は、桃と行くの？花火」

越前「桃先輩しか居ないんで」

白石「楽しみやな」

真田「そう言えば、一階で浴衣を借りれるそうだ」

幸村「あとで見に行こう」

然り気無く、花火大会話題をしながらテニスの話しに変える
紗季は、手塚が居ないことに気付く

紗季「リョーマ、部長は？」

越前「一階にいる」

紗季「…………チャンス！」

紗季は、部屋を飛び出してレンタルショップへ

紗季「部長」

手塚「燭台」

紗季「誰かと行くんですか？」

手塚「…………燭台を誘うつもりでいた」

紗季「私も部長と観に行きたいです！」

２人は、浴衣を選んだ
手塚は、藍色生地に灰色のストライプ柄
紗季は、白色生地に桃色と水色の金魚柄

紗季「私、小春先輩のところに寄ってから部屋に戻ります」

手塚「わかった」