男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ19)

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大石先輩の声が聞こえたので

紗季「残念ながら、白虎は見せられませんよ？」

幸村「どうして？」

紗季「あれは、全国で披露するからです！」

幸村「全国で紗季ちゃんと戦いたいね」

その場にいた全員を力ある者たちは、全員がおもったことであった

紗季「それよりいいんですか？相手は私だけじゃないですよー」

真田「手塚とか長い付き合いだからな」

幸村「そうだね」

手塚「……………」

手塚は、紗季を睨むように振り向く

紗季「…………ごめんなさい、もぉ何も言いません」

不二「クスッ」

菊丸「本当に手塚には、頭が上がらないにゃ」

大石「紗季は、手塚が好きだからなぁー」

大石の言葉がその場に居る全員の耳に入り、当の本人も赤面してボールを大石の顔面目掛けてフェンスに打った

大石「グワッ！？」

不二「大石……」

だがその言葉に真田、幸村、跡部、白石、越前の鋭い目が手塚に向けられた

手塚「何の話だ？」

紗季「！！手塚先輩気にせずやりましょ」

手塚「………あぁ」

不二「あれ………」

菊丸「大石の発言がまさかの展開を生むかも」

大石「え？」

桃城「って言うか、さっきので立海の二人本気じゃないっすか？」

海堂「手塚部長と紗季だ負けるわけがない」

越前「そうっすよ………」

真田と幸村の攻撃は、今までよりスピードもパワーも上がっており手塚と紗季を推し始めた

手塚「本気になったようだな」

紗季「であれば、こちらも本気を出すのが礼儀ですよね？」

手塚と紗季は、百錬自得の極みを同時に発動させ
真田、幸村もそれぞれの極みを発動させた
互いに譲らず、デュースが続き真田の"雷"を放ち手塚を超え、真っ直ぐ紗季へ飛ばされた

真田「！！避けろ」

幸村「危ない！！」

紗季「避けたら………勝てますもんね」

手塚「！！」

紗季「でも手塚部長と組んだからには、負けられないんですよ！！羽ばたけ全ての力を焔に変えて！！"朱雀"」

紗季は、新技を発動させた
真田が打った"雷"を顔面ギリギリでラケットで防ぎそのパワーとスピードを乗せ真田と幸村の間のコートにバウンドし朱雀のように華麗に真っ直ぐ跳ねた

紗季「手塚部長、最後はお願いします」

手塚「！！！……………」

幸村「真田の"雷"を弾き返すなんて」

真田「ッ…………」

幸村「どうやら僕と手塚の一騎打ちと言うところだね」

手塚「あぁ」

幸村「………なら僕が勝ったら紗季を立海にくれる？」