男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ14)

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越前「初日とか普通に取ってたのに」

紗季「あの時は、お腹空いてたし……」

越前「飽きたの？」

紗季「アハハハハ、私部屋に戻ってます」

跡部「レパートリーを変更しよう」

不二「紗季は、洋食があまり得意じゃないからね」

手塚「和食を好んでいたからな」

乾「紗季は、偏食でもある………見慣れない食べ者に対しては好き嫌いが激しい」

跡部「逆に好きな食べ物は」

乾「フルーツとしか聞いていない」

手塚「海鮮」

不二「お餅系」

跡部「本当に和食なんだな……なら、明日の朝洋食と和食にしよう」

男子たちは、食事を済ませ大浴場で汗を流してから部屋へ戻った

紗季「ハァー」

越前「何かあった？」

紗季「何か疲れたなぁーって」

越前「老けたんじゃない？」

紗季「失礼しちゃう」

越前「冗談」

紗季「………明日の試合のために寝よ」

誰よりも先に布団の中に潜り込んで休んだ紗季
紗季を起こさないように同じ部屋の男子たちも早めに就寝した

翌朝

？「考えてくれましたか？」

紗季「だから、お断りしてるじゃないですか」

？「君は、女子だろ？女子テニス部で一緒にやらないか？」

紗季「嫌です！私は、青春学園男子テニス部が好きなんで移籍する意思はありません」

？「あんな学園よりうちに」

紗季「………！大石先輩助けてください」

大石「え？………紗季？」

紗季「この人しつこいんです」

大石「えっと」

？「浅賀女子学園のテニス部顧問をしている者です」

大石「！！……お引き取りください」

？「！！」

大石「すみませんが燭台に今抜けられると困るので」

手塚「大石、燭台？」

紗季「(泣)手塚部長～」

手塚「！！………大石」

大石「勧誘だよ………浅賀女子学園テニス部の」

手塚「申し訳ありませんが竜崎顧問にお話しください」

？「女子なんだから女子テニス部に勤めるのが当たり前だろ」

手塚「燭台は、女子テニス部から男子テニス部に移籍しています」

？「え！」

手塚「これから試合なので失礼します」

紗季「！」

手塚部長に手を引かれる形でその場を後にした紗季
大石も二人を追いかけて離れた
グランドで既に集まっていた

不二「紗季どうしたの！」

桃城「なにがあったんっすか？」

越前「紗季」

紗季「ﾘｮｰﾏ(泣)嫌だよ」

越前「何？どうしたの？」

大石「女子学園のテニス部の勧誘をされ続けてたみたいだ」