014 Soya. ページ14
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「いーがーりーくん！」
朝からドーン！と突撃してきたのは、俺が図書委員で一緒の戌井A先輩。
…ではなく。
その親友の中山莉子先輩だ。
別に特別仲がいいとかじゃないけど、何だかんだ住んでる地域が一緒だから、インドアの俺にしては交流がある。
「なんすか朝から」
「断られたから機嫌悪いの？」
「…そういうんじゃないっすけど、」
「自分で聞かないのが悪い！」
そりゃあ、好きな人の連絡先をその知り合い経由で聞くなんてだせぇってことは分かってる。
でも、大して話したことがない先輩に、「連絡先教えてください」の一言がどうしても出てこなかったのだ。
さーせんと適当に謝ると、案外乙女だねー？とニヤニヤしてる。
…うざい。
「先輩マジで喋ると残念っすよね」
「ちょ、何それ！」
「別に」
この先輩は、顔“は”可愛い。
性格だっていいし、モテないはずはない。
けど、俺からしたらどこかおちょくられてる感じがしてムカつく。
精神年齢は俺の方が遥かに上なはずなのに。
「そんな素っ気ない態度とっちゃって。くーちゃんが泣くよ？」
「何でアイツが出てくるんすか」
くーちゃんってのは、俺の幼馴染の
とはいっても俺の後ろをついてくるだけで、マジでただの腐れ縁なんだけど。
中山先輩は、やけに胡桃のこと可愛がってたっけ。
「くーちゃん泣かすなよ〜！」
「泣かしませんよ…つーか泣かす程関わりねぇし」
いきなり突撃してきた割には台風のように去っていった中山先輩。
結局何がしたかったのかは分かんないけど、あの人らしいや。
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駆凪 - すごく面白いです！！頑張ってください。 (2022年8月17日 0時) (
レス) @page50 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 瑞 彩 * ((( 低浮上さん» ありがとうございます！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
瑞 彩 * ((( 低浮上 - 面白いです(^_^) (2019年12月10日 18時) (レス) id: 139e318ce4 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 黒髪少女さん» ありがとうございます(^^) (2019年11月25日 18時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
黒髪少女 - カウントダウンで、なんでも口を割ってしまうとかいい！最高！！ (2019年11月25日 17時) (レス) id: 895c331d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年11月13日 20時
