# 至れり尽くせり ページ19
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先生の言う�� 明日 �瓩�
何があるのかよく分からなくて、
また電話でもかかって来るのかな…
なんて少しドキドキした次の日。
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『 …え、先生、』
阿部「 Aちゃん、こんにちは。
体調どう？まだ咳つらい？」
夕方、突然部屋にやって来た先生。
ママ「 すみません、わざわざ…。
ゆっくりして行ってくださいね。」
阿部「 ありがとうございます、お構いなく。」
そしてそれだけ伝えると
ママはあっさり部屋を出て行って、
急に先生と2人きりの空間に
ドキドキした気持ちが止まらなくなった。
『 あの…、』
阿部「 ごめんね。今日来たのは
渡したいものがあって。」
そしたら先生は
バックの中から分厚いファイルを取り出す。
そして表紙を開くと、
中にはびっしりと文字が書かれた
紙がファイリングしてあった。
『 これって、…？』
阿部「 僕の板書用の下書きなんだけど、
Aちゃんの勉強に使えるかなって。」
それは先生が自分用に書いた
数学のノートのコピー。
私たちに説明するためのものだから
すごく丁寧に書いてあって、
先生がこんなノートを書いていたのを
その時初めて知った。
阿部「 いつももう少しラフに書くけど
せっかくだからと思って。
…Aちゃん、勉強も不安でしょ？」
『 はい…、正直、』
元々数学は得意じゃなくて、
夢のために理系に入ったようなもの。
だからこのまま置いて行かれたら
来年の受験だってすごく不安だった。
阿部「 そう思って、
プリントとかも用意して来たから。」
けど先生はそんな私のために
たくさん資料を持って来てくれた。
宿題として出されてる課題とか、
授業で使う教科書に
わざわざ線を引いてくれたものまで。
阿部「 時間がある日は先生来るから。
一緒に勉強しよう、ここで。」
『 え…？』
阿部「 あ、…嫌だったらごめんね。
でもこれぐらいしかしてあげられなくて…。」
そう言うと気まずそうに笑う先生。
でもこれぐらいなんて、
むしろ勿体な過ぎるぐらい
嬉しいに決まってる…。
『 お願いします……っ、』
阿部「 ちょっと、…泣かないでよ。笑 」
『 だって…っ、』
一人で寂しかったから、
なんだか言葉に出来ないぐらい
本当に嬉しくて幸せだった。
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うい(プロフ) - 続き待ってます！ (11月11日 18時) (
レス) @page22 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 一気よみしました。さすが素敵な小説で読みやすくて。続きが早く見たくなりました♪お待ちしております！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
あいりんご - 望穂さんのお話すごく好きで、ずっと読んでます！マイペースで構わないので、更新頑張ってください！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: e5c2658398 (このIDを非表示/違反報告)
めい - 望穂さんのお話好きです！こちらこそよろしくお願いします!!^∀^ (2020年5月24日 11時) (レス) id: 730e0168eb (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 佑香さん» 望穂さんの書く作品が大好きで、同じ作品を何度も繰り返して読んだりしちゃいます。すんごい大好きです。というか望穂さんのファンです！体調に気をつけてください！長くなってしまい申し訳ありません。とにかく大好きです。そして更新楽しみにしています (2020年5月22日 1時) (レス) id: 75f87f176b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年5月17日 22時
