the other side of love【14】 ページ40
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ゆっくりと前を向いたその横顔の、耳元にそっと顔をよせる。
ジワジワと赤くなっていく耳に鼻をすりつける。
”A”
名前を呼ばれた途端。
びくっと、俺の腕の中で跳ねた体をまた強く抱き寄せた。
・
和「俺ってさ、余裕あるようにみえんじゃん」
「・・・か、な」
和「お前に会ってからぜんっぜんだめになったよね」
「・・・・・」
和「もー気になって仕方ねぇの。
今何してんだろうとか、どこでバカやってんだろうとか。
わかんねぇのがイライラしてどーーーしようもない」
「・・・・・」
和「だからさ、あんま俺のいないとこでスカートとか？
そのー、あんまね？
ハラハラさせんのなしで、お願いしたいんだよね」
「じ・・自分はいつも女の子キャアキャア言わせてるのに・・・」
和「しょうがねぇだろ。普通にしててもキャアキャア言われんだから」
「・・・。でも、あたしだって普通に履いてるだけ・・だもん」
和「履くなとはいってねぇだろ。いいけどさ・・・。
あーーー、なんつったらいいんだこれ」
「はっきり言えばいいのに・・・」
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・
和「俺は・・・さ」
肩に乗せていた顔を、まだ赤いままの頬に摺り寄せる。
伏せた瞼にそっとまたキスをして
囁く。
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和「すげぇ好きなの、お前が」
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和「好きすぎて、ヤバイ」
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言いたかったことは、言ってしまえばなんてこともない。
いたってシンプルで飾る必要もないことだ。
それを伝えるまでに、どんだけもがいてんだっていうね(笑)
黙っても伝わる愛じゃたんない。
かといって、一度言ったくらいじゃ全然たんない。
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本当はバカみたいに、好きだと言いつづけたい。
朝も昼も夜も。
この腕の中にそう思うたびに抱きしめて。
真っ赤っかになって照れるくらいの、好きを囁きたい。
それだけなんだ。
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the other side of love【15】 Fin.→←the other side of love【13】
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にゃんこ?(プロフ) - わー、もうすきです。何回読んでも泣けます。感動作です。大好きです。 (2015年10月24日 23時) (
レス) id: 7cd6255155 (このIDを非表示/違反報告)
キィ(プロフ) - ものすごくいいです( ;o; ) (2014年12月31日 12時) (レス) id: a8abba2e9b (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ(プロフ) - やばいっ// (2013年12月29日 20時) (レス) id: 62a7618415 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃ - にの、やばいwwめっちゃかっこよす(^o^)/ (2013年12月29日 2時) (レス) id: 20a30ec314 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - 綾香嵐さん» とんでもなく遅いレスでごめんなさい（泣）コメント欄に気づかずとはいえ失礼いたしました（´pωq）続きも読んでいただけたなら嬉しいです…♪泣いてもらえて感謝カンゲキ(*´∀`)♪ありがとうー☆ (2013年10月25日 1時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年1月27日 21時
