36:ミラクル ページ3
・
・
用を済ませていたら、うっかり待ち合わせの時間を過ぎていた。
先にお店いってまーす、なんてメールしなきゃよかった。
あぁ確実に何か言われそう・・・(泣)
・
・
店員に告げられた個室へ歩いていく途中。
ふと、これがカズとの初めての待ち合わせだってことに気づいて
なんだか緊張のようなドキドキ、ふわふわした気持ちになった。
・
・
・
「こ・・・こかな？」
そう小さく呟きながら、そっと扉をあけると
・
・
潤「あ」
智「おっ」
「・・・・・ま、間違えましたっ」
・
・
目の前にいた二人に驚いて、思わずピシャっと扉を閉める。
な、なんでここに？
えええ！？
部屋間違えた？・・・ていうか挨拶すべきだったのかな。
どうしようかと周りを見渡したその時
・
・
和「素っ頓狂な声あげて、なにやってんだよ」
・
・
カズがこっちに歩いてきた。
・
・
「あ・・・いや、っていうかね？ねぇすごい偶然！！」
和「はぁ？」
「あたし部屋間違えちゃって、ここ開けたらね？
大野君と松本君がいたの。すごい偶然じゃない？」
和「・・・・・」
「やっぱりメンバー同士縄張りってかぶるんだねぇ。あぁびっくり。
ていうか、挨拶しとく？あたし慌てて何の挨拶もしなかったし一緒に・・」
・
・
なぜかカズはゆっくりと目を閉じて。
がっくり肩を落としたまま突っ立ってる。
そんなカズの返事を待っていたら
そこにまた新たな偶然が顔を出した。
・
・
・
翔「はいどーもー」
雅「なになに。なにしてんのお二人さんそんなとこで(笑)」
「・・・うーっそ！」
雅「え、なに。どゆこと？」
「・・・ねぇ、カズ！やっぱり縄張りなんだね、ここ！」
翔「えーっと・・・すいません一体なにが・・・(笑)？」
和「・・・翔ちゃんちょっとごめん」
「すごい・・・こんなミラクル起きるなんて♪」
・
・
・
・
和「ミラクルは・・・・・」
「ん？」
・
・
・
・
和「・・・・・おめーだバーカ！！とっとと入れっ！！」
・
・
・
・
”偶然なわけあるか、バカ”
そう二度目のバカを言った後。
今閉じたばかりの扉を、勢いよく開けたかと思うと
後頭部押されてそのまま部屋に押し込まれた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1478人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんこ?(プロフ) - わー、もうすきです。何回読んでも泣けます。感動作です。大好きです。 (2015年10月24日 23時) (
レス) id: 7cd6255155 (このIDを非表示/違反報告)
キィ(プロフ) - ものすごくいいです( ;o; ) (2014年12月31日 12時) (レス) id: a8abba2e9b (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ(プロフ) - やばいっ// (2013年12月29日 20時) (レス) id: 62a7618415 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃ - にの、やばいwwめっちゃかっこよす(^o^)/ (2013年12月29日 2時) (レス) id: 20a30ec314 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - 綾香嵐さん» とんでもなく遅いレスでごめんなさい（泣）コメント欄に気づかずとはいえ失礼いたしました（´pωq）続きも読んでいただけたなら嬉しいです…♪泣いてもらえて感謝カンゲキ(*´∀`)♪ありがとうー☆ (2013年10月25日 1時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年1月27日 21時
