恋する理由【Nino】 (ページ24)

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24:帰宅ページ24

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和「獅子舞みてぇな酔っ払い顔(笑)」

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あぁ

ご主人様の毒舌は

年が明けても絶好調。

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「じゃぁ、噛みつきましょうか」

和「いや、そっちの趣味は俺ないから」

「はぁ！？・・・・・人のこと、新年早々獅子舞とか言うからでしょ！」

和「そこの鏡見てみろや！事実だろ！」

「どっ・・・どこが・・・よ・・・そんなひどくないもん(泣)」

和「今自分で鏡見て固まったじゃんかよ(笑)」

「・・・・・」

和「ほっぺ赤いわ、目はこすったかなんか知らねぇけど黒くして(笑)」

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さっきだ。

滲んだ涙を、慌ててこすったときだろう。

落ちかけたアイラインか何かのせいで、パンダみたいな目になってる。

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がっくり肩を落として、リビングに戻る私の背中に

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和「つーか、なんか食うもんある？」

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そう聞いたから、簡単なお節があるよと答えながら振り向いた。

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マスターの店に行く前に、自分のためにと作った。

数日前の買い物中、通りがかった雑貨屋で見かけたお重箱。

黄色い色が珍しくて買ったそれに、いろいろ詰めてお節風にしてある。

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「ちなみに、ハンバーグはありませんけど」

和「お前さ、俺にハンバーグ食わしときゃいいと思ってんだろ」

「・・・やだ」

和「・・・」

「そんなまさか～♪」

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にやって笑って答えると、ものすごい眉間に皺よせて睨まれた。

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