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気がつけば、一緒にいる時間が多くなっていった。
まるで昔からの幼馴染みたいに、ほんまに自然と。
雨の日、2人で１つの傘に入って帰った。
少し緊張している高い声とか
俺の肩の位置にあるつむじに
女の子やな、なんて当たり前なことを考えた。
教室では1人やったし、事務所の奴らも当然、男ばっかり。
そんな環境が日常となった中で、
当たり前が、俺には新鮮やった。
「幸せに味があるなら、バニラとチョコの味だと思うの」
彼女は意外と変な子だ。
だけどそれを周囲に見せることはない。
教室の中では、何が楽しいのか分からない会話にも常にニコニコ笑っててて。
お面はっつけてるみたいに、ずーっと、笑ってて。
だから、みんなは見えない。彼女もみんなを見ていない。
「目立つことが嫌いなの」
呟いた声は曇っていて、本当に嫌なんだという気持ちを伝える。
だけど、残念ながら君は目立つ。
周りの空気に馴染もうと合わせていても
なにか特別、注目されるようなことをしていなくても
自然とみんなは君に視線を奪われる。
それに何故、気付かないのだろう。
じりじりと焼かれるような感覚が胸に巣食う。
なんだろう、これは。この気持ちは。
純粋で無自覚の瞳を見つめながら、頭の中に浮かぶのは
カラフルに彩られる舞台
…くるくると踊る亮ちゃんの背中。
あぁ、そうか。この子も亮ちゃんと同じもの持ってるんや。
俺が欲しくて、喉から手が出るほど欲しくて
でもまだ掴めていないもの。
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あくび(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです。これからも面白いと思ってもらえるよう、頑張って更新しますので是非、結末がどうなるか見届けてください(^^) (11月2日 23時) (
レス) id: 780a2f1a45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - この話が本当に面白くて毎日の日課です＾＾これからも更新楽しみにしています！！私的には大倉くんで結末があるほうがさらに楽しみです(^^) (11月2日 20時) (レス) id: cc42456779 (このIDを非表示/違反報告)
あくび(プロフ) - megumonkeyさん» はじめまして、とても嬉しいお言葉ありがとうございます(TT)結末は決まっていて、それに向かってチマチマと書いているので、是非これからも更新楽しみにしていてください。 (10月30日 22時) (レス) id: 780a2f1a45 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - はじめまして。ステキなお話で楽しみに読んでます。大倉くんと錦戸くん、どちらとくっついてしまうのかドキドキで、更新が楽しみです (10月30日 10時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あくび
| 作成日時：2020年10月27日 22時
