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「パンとご飯、どっち?」

「ご飯で」

「了解」


お皿に丁寧に盛られる、ちょうどいい量の白米
流し込まれる黄金色のカレー。

サラサラでもないし、ドロドロすぎでもない
ほんとぴったり、中間の煮込み具合。
日頃から料理をしている人のさじ加減だというのは
自分が全然料理をしない人間だから、わかる。

私はこんな、ちょうどぴったりなカレーを作れた試しはない。
料理が好きで、得意っていうプロフィールは本当なんだな。



2人で向かい合わせに食卓について
大倉くんは「いただきます」って静かに手を合わせて
カレーを食べた。一口がおおきい。


私も手を合わせてそっと口に運ぶ。
まろやかで、すこし甘くて
やさしい味が口に広がった。


「ん…おいしい」

そう呟けば、大倉くんは満足そうな顔をする。


おだやかな時間の中での、奇妙なブランチ。


ひとに作ってもらった料理を食べるのは、本当に久しぶりで
なんだかすごい贅沢をしてしているような気分になる。
カレーでそれが手に入るのだから、私ってかなりコスパのいい人間なのかもしれない。



「なんでこんなことしてくれんの?」

「泊めてくれた礼」



それ以上も以下もない、と言うように
大倉くんは水を飲んで、カレーへと視線を戻す。


たしかに、そうなんけど。


「…変じゃない?」

「なにが?」


「再会してから今まで私たち仲悪かったよね。なのに泊めてくれ、とかカレー作ってくれたりとか」

「俺ら、仲悪いん?」


ほんとうに、あまりにも何の躊躇もなく
大倉くんはまっすぐに言う。
私は思わず眉をひそめる。


「だって…すごい冷たかったし、キツいこと言ってきたじゃん。最後、大阪でもあんな感じだったし」

「あれは俺が話す前にお前が勝手にバーっと喋ってバーっと帰ったんやん」


「…そうだったわ」

.→←はちみつ味の休息



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設定キーワード:関ジャニ∞ , 大倉忠義 , 錦戸亮   
作品ジャンル:恋愛
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あくび(プロフ) - ゆらさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです。これからも面白いと思ってもらえるよう、頑張って更新しますので是非、結末がどうなるか見届けてください(^^) (11月2日 23時) (レス) id: 780a2f1a45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - この話が本当に面白くて毎日の日課です^^これからも更新楽しみにしています!!私的には大倉くんで結末があるほうがさらに楽しみです(^^) (11月2日 20時) (レス) id: cc42456779 (このIDを非表示/違反報告)
あくび(プロフ) - megumonkeyさん» はじめまして、とても嬉しいお言葉ありがとうございます(TT)結末は決まっていて、それに向かってチマチマと書いているので、是非これからも更新楽しみにしていてください。 (10月30日 22時) (レス) id: 780a2f1a45 (このIDを非表示/違反報告)
megumonkey(プロフ) - はじめまして。ステキなお話で楽しみに読んでます。大倉くんと錦戸くん、どちらとくっついてしまうのかドキドキで、更新が楽しみです (10月30日 10時) (レス) id: fa40db60d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あくび | 作成日時:2020年10月27日 22時

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