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翌日朝早い便でシンガポールへ向けて出発。
涼介くんは窓側で帽子を深々被りマスクをしてブランケットをかけて寝ていた。
シンガポールに着くとすでに夜。
タクシーに乗りホテルへ。
「あまり人目気にしなくていいからいいね」
『うん』
ホテルに着きチェックインをしてエレベーターに乗り
部屋の前に着いた。
ルームキーで開けた。部屋に入る。
「まだ電気着けないで」
涼介くんはそう言って部屋へ入って窓の側へ。
「来て」
そう言われて涼介くんの隣に立つ。
窓の外には夜景が広がっていた。
『あの向こう側に見えるのってマーライオンだよね?』
「そうだね!」
二人で夜景を観たあとご飯食べて
また、部屋に戻った。
先にシャワーを浴びて電気を着けないまま
また夜景を眺める。
来て良かった。
こんなところに泊まれるなんて…。
そしてこの景色。
「また外観てるの?」
いきなり後ろから涼介くんの声。
『うん。』
涼介くんも私もだんまり…。
なんか気まずいなぁ…。
いきなり涼介くんにくるっと向きを変えられて気が付くと背中にガラスが当たっている。
そして顔の横には涼介くんが手を着いている。
壁ドンってやつ…?
『………。』
「そろそろ俺のこと見てくれないかなぁ…?」
真面目な表情にバスローブで胸元がかなりあいている。
『………/////』
涼介くんの顔が近づいてきた
「ねぇ、聞いてる?俺のこと見てよ」
と耳元で囁かれた。
『…………はい///』
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月28日 23時