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サンドウィッチを1つ食べ終わる頃
はっしーにいきなり
「山田のことなんて呼んでるの？」
と尋ねられた。
『涼介くん』
「付き合ってるのに" くん "着けて呼んでるの！？」
『うん』
「なんで？」
なんで？って言われてとても困った。
『りょうすけ＝良亮なんだもん。』
「どういう意味…？」
『だから！りょうすけって呼ぶとはっしーなの。
私の中では橋本良亮だけなの…。』
私の中では小さい頃からりょうすけ＝橋本良亮。
今さら涼介くんのことを涼介って呼び捨てになんて出来ない。
そんなことを思っていたらはっしーが私の正面に立った。
そして腕を引っ張られて立ち上がると
いきなりふわっとバニラの甘い香りに包まれた。
左手で頭を撫でてくれてもう片方の手は背中にある。
目の前にははっしーの肩。
あっ、私…
はっしーに抱きしめられてる。
「そんなこと言われたらAのこと山田から奪いたくなっちゃうじゃん…。」
『………。』
「冗談だよ。二人の関係を壊すつもりないから。」
そう言って笑顔で言ってくれた。
そして頭と背中から離れようとする手は…。
『はっしー？』
「ん？」
『もう少しこのままがいい。』
「りょーかい。」
また抱きしめてくれる。
私は悪い女だ。
山田涼介という今大人気のHey!Say!JUMPのセンターを
射止めておきながら
幼馴染みでABC-Zのセンターの橋本良亮にこんなことを頼むなんて…。
「そろそろご飯食べ始めないと休憩終わっちゃうよ？」
『うん。ありがとう。』
二人でランチをしてまた撮影に戻った。
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作者名：197561549 | 作成日時：2017年11月3日 10時
