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山田涼介side
目が覚めるとAは隣に居なかった。
起き上がり床の方に目をやると尻尾を振っているラッシー。
「おはよう。」
ベットに座り抱き上げて抱きしめる。
大人しくしているけれど尻尾は振っているラッシー。
そしてリビングへ行くとソファーの上に胡座をかいて座っているはっしーが居た。
橋本「起きた?ねぼすけの涼介くん」
とクスクスと笑っている橋本。
「おはよう。なんで居るの?」
橋本「Aに伝言頼まれたから。」
「そうなの?」
橋本「ご飯作ったから温めて食べてね!だって。」
ち「わかった。」
キッチンへ行きご飯を温める。
「はっしー」
橋本「なに?」
ソファーから移動してダイニングテーブルの椅子に座っている。
「今日から大阪行っちゃうからAのことよろしくね」
ダイニングテーブルにご飯を運びながら言った。
そしてご飯を食べ始める。
橋本「よろしくされなくても平気だよ。普通に過ごせばいいんだもん。」
「確かに。帰ってきたらさぁ、Aを俺の部屋に泊めてもいいかな…?」
橋本「それを決めるのはAでしょ。」
「そうだよね。」
この三角関係…
最初は辛いかな?って思っていた。
今となってみればお互いの足りないところをおきなって
Aのことをお互いが大切にしているのは良いこと
なのかもしれないと思い始めた。
「はっしーなんで居てくれるの?」
橋本「一人でご飯食べるのって寂しいでしょ?」
「まぁ…。」
デビューしてからこんなにはっしーと話すことはなかった。
朝一緒にいるなんて初めてかもしれない。
はっしーが仕事へ行く時間に一緒に家を出た。
駅まで一緒に歩く。
そして某駅に着いた。
「少し早いけど来年もよろしく。」
橋本「こちらこそよろしく。じゃあ、コンサート頑張ってね」
「ありがとう」
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月3日 10時