86 山田涼介side ページ36
山田涼介side
Aとはっしーが家に来た。
なにを言っても俺とはっしー選べないの一点張り。
両方好きでどちらか一人は選べない。
そして俺は撮影で家を開けることが多い。
Aに寂しい思いをさせていたらしい。
はっしーは「選べないなら選ばなければいい。」なんて言うしはっしーも本気なんだと思った。
「じゃあ、Aのことシェアする?」
『シェア…?』
「Aがその時居たい方を自分で選んでもらうの。
好きなときにどっちの家へ行ってもOK。
ただしはっしーは隣に住んでて部屋の中繋がってて
いつつでもAに会えるわけだから、最低月1で○○は
俺の家に泊まりに来る。どう?
俺が仕事で忙しいときははっしーと居ればいいし、
逆にはっしーが忙しいときは俺と居る。」
橋本「両方忙しいときは?」
「臨機応変??」
橋本「その話賛成!!」
このあと3人でいくつかの約束事が出来た。
Aは自分のスケジュール帳に俺とはっしーの予定を聞き書いている。
書き終わったのを見るとはるかに俺の方が忙しかった。
Aとはっしーは帰宅した。
そしてこのあと圭人が来た。
圭人に全て決まった話をした。
岡本「山ちゃん良い人すぎるよ!」
「しょうがないじゃん。好きなんだし…。」
岡本「そうかもしれないけどさぁ…。」
「見てよ。」
圭人にさっきAが書いていたスケジュール帳の写真をスマホで見せた。
「これ!はっしーより完全に俺の方が忙しいし家に居ないの!それだけAに寂しい思いさせるってことでしょ?」
岡本「そうだけどさぁ…。」
「まぁ、そんな感じよ。」
岡本「まさかシェアするとはねぇ…。」
「Aが決められないんだもん。
でも決められないのも分かるし…。」
岡本「山ちゃん優しすぎ。でもそこが山ちゃんの良いところだからしょうがない。」
「ありがとう。」
岡本「でも、山ちゃんとはっしーをキープするAちゃんも凄いよね!」
「確かに…。」
そして2日間全くAは来た気配が無かった。
3日目洗濯物がたたんで置いてあり来たんだな。と思った。
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月3日 10時