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橋本良亮side

Aが居なくなって4ヶ月。
塚ちゃんから素晴らしい朗報が入った。

塚ちゃんがAと会って話して勤務先まで聞いてくれた。

翌日怪しまれないようにそっとブティックの前を通った。
その時プリンセスのドレスを着た小さい女の子と一緒にAが出て来た。

Aはシンデレラが最初床掃除していた時みたいな黒っぽいワンピースにエプロンをしている。

星がついた杖で女の子に魔法をかけた。
そして笑顔で行ってらっしゃい！って見送っていた。

Aの視線がさっとこちらへ向いた。
俺に気が付いて唖然としている。

そんなAに近づく。

『良亮…。』

「シンデレラ、仕事終わるの何時？」

『……。今何時？』

「今､14時27分」

『あと30分。』

「待っててもいい？」

『うん。ホテルの横の駐輪場で待ってて。』

「分かった。」

Aがブティックに戻るのを見送ってからホテル内のショップを見て時間を潰して駐輪場でAを待っているとAが来た。

『お待たせ。』

「急に来てごめんね…。」

『こっち来て』

Aに引っ張られて茂みの中へ連れていかれた。

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