私の師匠はあの奇術師です 〜second〜

四次試 ページ5

リッポー「三次試験と特別試験突破おめでとう諸君、四次試験の試験管を務めるリッポーだ、これから行う試験を説明する」



リッポーさんは近くにあった箱を指さしながら説明する


リッポー「これから君達には“狩り”をしてもらう」

ゴン「狩り？」

リッポー「この箱には君達の受験番号が書かれている札が入っている、引いた番号が君達の獲物だ、その逆に自分の番号も狙われる事も覚えておくように、合格の基準は点数だ」


(点数…？)


リッポー「自分の札は3点、自分の獲物の点数も3点、その他は1点、全部で6点分札を集めてもらう、期限は1週間、番号を引く順番はトリックタワーをゴールした順番だ、説明は以上」


成程…追いかける獲物もあるし自分が追われる事もあるって事か…自分の札を守りつつ獲物も取る、ハンターって感じがする


キルア「ねぇ、札を獲るならどんな手段でもいいの？」

リッポー「勿論、殺しもOKだ、強いて言うならこの島からは出てはダメな事くらいだな」


殺し、と言う言葉に何人かざわつき始めた

無理矢理奪うって考えもアリなのね


リッポー「次、222番」

「あ、はい」


番号を呼ばれ前に出て箱の中に入ってる札を引く


引いた札には何も書かれていなかった


「…あのこれ、何も書かれていないんですけど？」

リッポー「あぁ、君になったのか、それは特別だよ、君の札だけ6点分になるんだ」


･･･はっ？


「え、どーゆー事ですか？」

リッポー「今説明した通りさ、合格者が奇数だったからね、君の札は6点分になる、君はそれを1週間守り抜けば合格さ」


(まじ？っ！)


パッと後ろを見ると皆が私をじっと見ている、え…これ、無理じゃね？


私は札を握りしめ後ろに戻る


(1枚で6点分…絶対狙われる、けど守り抜けば合格…)


全員が敵同士

狩る者と狩られる者

生きるか死ぬか自分次第



周りを見てもさっきの和やかの雰囲気は全くなく皆が自分の札を隠し獲物を狙っている

隠してない人もいるけどその人は自分に自信があるんだろう

だって師匠とギタラクルさんとかだもん

私はもう隠しても無駄な気がするから隠してない



リッポー「全員引き終わったな、これよりこの戦艦でゼビル島に向かう、15分位で着くから準備しておきたまえ」



戦艦は私達を乗せてゼビル島に向かった



〜移動中〜


ぽけ〜と座っていると近くに誰か来た、オーラですぐ分かる


「どうしたんですか？師匠」







＊題名変えました

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