儚くて、淡くて、愛しくて 2 (ページ20)

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渡す資料を全部まとめてまさにぃを探す。

｢あの、相葉さんいらっしゃいますか？｣

今まさにぃ特別プロジェクトのチームに入ってるから、同じ課なのにあんまり会えてなくて。

〇｢相葉は～、会議室！｣

｢ありがとうございます！｣

営業企画課の会議室は松本さんが使ってたはずだから空いてるところは…

ここかな……

扉を開けようとした手をピタッと止めた。

まさにぃとちゃんと喋るの、いつぶりだっけ。

………仕事だよ。公私混同ダメ。

｢失礼しまーす…Aです｣

トントンってノックして入ると一気に目が合った。

めっちゃ人いた…

〇｢えーっと営業企画課の…Aちゃんだ！｣

｢へ、あ！はいそうです！｣

全く見覚えのない先輩にそう言われてハテナでいっぱいの私。

やば、どっかで会ったっけ……

〇｢やっぱり～！噂通りかわい…いってぇ！？｣

雅紀｢ちょっとー！何口説いてんの!!｣

ごめんごめんって笑ってる先輩…の後ろに立ったまさにぃ。

雅紀｢ごめんねAちゃんコイツ同期で！｣

｢あ、初めましてAAです｣

まさにぃの同期さん、凄い陽気な人だなぁ。

……噂通りって？