儚くて、淡くて、愛しくて 2 (ページ1)

今日:4 hit、昨日:38 hit、合計:151,053 hit

◎ 28 ページ1

｢えへへ…｣

休憩に入って、楽しみに予約してたオムライスを食堂で受け取った。

入社してかれこれ2週間。

まさにぃのこと、やっぱりまだ好きだなって自覚してから1週間と6日。

あの後から仕事の後にご飯に連れてってもらって昔話したり、松本さんもまさにぃと仲良いみたいだから一緒に仕事したり…

充実というか…

｢上手く行き過ぎてない？｣

んふふってニヤけた頬を抑えながらオムライスを食べる。

？｢またケチャップに卵ぶっかけご飯？｣

｢んぐっ｣

後ろから急に声をかけられたかと思ったら、ニョキって横から顔を覗かれた。悔しいくらい可愛い顔で。

｢…普通にオムライスって言ってよ、二宮くん｣

向席に座ってハンバーグを目の前にキラキラさせてる二宮くんに声をかける。

和｢オムライス目の前にニヤニヤしたボッチに声掛けてあげたワタクシに感謝しなさいよ｣

｢に、ニヤニヤしてないし！それに一緒に食べて欲しいなんて頼んでない！｣

頬上がるの、抑えてたはずなのになぁ

私の部署は忙しい時昼休憩がズレることが多かったから、女子が少ない私にとって独りで食べることなんて普通なことで。

“A、独りで食べるのさみしーでしょ？しょーがないなぁー優しい二宮さんが一緒に食べてあげよう”

なんて言って最近私を捕まえては嫌いな人参を私のお皿に移してる。ほら今日もせっせと。