28◇長い冬眠から目覚めるか…？◇ ページ28
『数学ね、待ってて。すぐ取ってくる』
潤はまた、ものすごいスピードで机に戻って
数学の教科書を手に戻ってきた
相葉君、クラスでどんな感じなのかな？って
覗き込もうとしたら、潤が遮って中が全然見えなくなった
なんだか、私に見せないようにしてるみたいに立ちふさがってる感じがしたけど…
『はい。俺が使うのは５時間目だから、昼休みに取りに行くよ』
「いいよ！私が届けるよ」
だって、借りたの私だし…
『だーめ。A、三浦とお喋りしながら食べるから遅いだろ、昼休みほとんどなくなるよ？』
「あっ…じゃぁ潤がいいなら、お願いしようかな」
『素直でよろしい(笑)ほら、急がないと始まるよ』
「うん！じゃぁ、また後でね」
急いで自分の教室に戻るとちょうど予鈴が鳴った
「A、教科書借りれた？」
「うん、ちゃんと借りれたよ…」
ギリギリセーフで何とか教科書を借りれて、授業が始まった
数学はどちらかといえば好きな教科
だって、答えがちゃんとあるから
でも、今日は何となく上の空だった…
高校に入ってから初めてだった
忘れ物したのはもちろん
潤のクラスに行ったのも…
中学の時は、共通の友達もいたから
よく行ってたけど
高校生になってからは、知らない人ばかりで
なんだか緊張しちゃうから行かないようにしてた…
そして今日、初めて潤のクラスに行った
当たり前だけど、相葉君以外の友達もいて
すごく楽しそうだった
一緒に喋ってた女の子…
他の子とは違って、なんだか距離がすごく近い気がした…
「A〜A、終わったよ？」
「あっ、なっちゃん。あれ、もう、終わったの？」
「A、どうかした？教科書返しに行かなくていいの？」
「あぁ、それがね、潤が使うのは５時間目だから、お昼休みに取りに来るって」
「そっか、せっかく雅紀君に会えると思ったのにな」
「なっちゃん(笑)でもさ、きっと相葉君もついてくるはずだよ。なっちゃんに会いたいだろうし」
なっちゃんとお喋りしてたら休み時間が終わって
また、次の授業が始まった
いつもなら、お母さんが作ってくれたお弁当が楽しみで
早くお昼にならないかなぁ〜
って思うのに
今日は違う理由で
早くお昼になってほしいなぁって思ったの
潤に早く会いたいなぁって…
なんでかなぁ…
29◇待ちに待った？昼休み…◇→←27◇きっかけになる忘れ物◇
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
二葉（ふたば）(プロフ) - ゆかりさん» 読んでいただき、ありがとうございます(^^) (2018年7月20日 18時) (
レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - ニノしようちゃんの潤君愛してる (2018年7月15日 6時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
二葉（ふたば）(プロフ) - はるさん» はる様！早速ありがとうございます(^^)彼の方が好き好きだと、いつも以上に応援したくなっちゃいますよね(。-∀-)まだまだ、始まったばかりですので、これからの展開もお楽しみに！ (2018年7月7日 20時) (レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 二葉さん新作ありがとうございます！なんだか可愛い二人…男の子の方が好き好きなお話好きです！（好きが多い）これからどうなるのかとっても楽しみです！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2018年7月4日 23時
