恋に落ちた海賊

まさかの ページ15

剛典さんがいなくなってから身支度を整えた。


何かやることがないか、船長に聞きにいこうとしてると隆二さんに話しかけられた。


『Aちゃん、ちょっといいかな？』

バツの悪そうな顔をして呼ぶ

「大丈夫ですよ！どうしたんですか？」

『あのさ、Aちゃんの町からもう1人おとりを捕まえたって言ってたでしょ？』

「は、はい……」

すっかり忘れてたけどもう1人いたんだっけ。

『その人誰だか知ってる？』

「わからないです、、、」

『夏恋なんだよ。』

夏恋？夏恋ってあの！？


私の町には偉い王がいてその娘が夏恋という美しいお姫さまなのだ。


てか、なんで隆二さん呼び捨てなんだ？？

『夏恋とは幼なじみだったんだ。』

「はぁ…」

『それで、あの、あれだよ…』

隆二さんはモジモジして言葉を濁す


「！」

もしかして隆二さん、夏恋さんのことが好きなのかな？

『そういう訳なんだ……』

なぜか落ち込んでいる隆二さん。

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