恋に落ちた海賊

危ない人 ページ14

部屋に入ると私が必要そうなものはほとんど用意されていた。

「すごい…全部揃ってる……」

まるで私が来るのを知っていたかのように


今日は疲れたので目の前にあるフカフカで大きなベッドにダイブし

そっと目を瞑り深い眠りについた。








外からの騒がしい声に目を覚ます。

「んんっ……」

ふと横を見ると

「剛典さんっ！？」


『おはよっ！Aちゃん可愛いから見に来た』

子犬のようなつぶらな瞳で見つめられる。

「なんでいるんですか、」


その手にな乗らないぞ。
そんな瞳で見たって納得しないからね。
そう自分に言い聞かせる。

『ちょっと、変なことしに来たわけじゃないから！！

ただ、身体にお変わりありませんかってことを聞きに来たらAちゃんがまだ寝てて……襲おうとなんてしてないよ！！！』


一生懸命に弁解する剛典さん。


「そうですか……特に変わったことはないですよ」

『そっか！ならよかった！』

そう言ってそのまま部屋から出て行った。






剛典さんはやっぱりアブナイ。

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