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◇
「「「「えっ？」」」」
「うち、父さんが魔法士じゃなくてそれを受け継いだみたいなんすよ。だからAはオレが守ってやらないといけないんだよな」
『もう。お兄ちゃんたちに守ってなんて頼んでないのにそればっかり』
「コラ、オレのことお兄ちゃんって呼ぶなって言ってんだろ」
「あー……なんかオレ、エースちゃんがシスコンな理由分かっちゃったかも」
ケイトは察した。
エースは魔法が使えないAが可愛くて可愛くて仕方ないのだろう。
お兄ちゃんや兄貴と呼ばれる度に嫌そうな顔をしているのはもしかするとAのことを
「エースちゃんってもしかしなくても……」
「なんすか、ケイト先輩」
「……なーんでもない。けーくんは色んな恋があってもいいと思うからね、応援してるよ！」
「よくわかんねーけど、どーも？」
『あ、もうこんな時間。私そろそろ帰る』
紅茶を飲み終わったAは談話室の時計を見て帰り支度を始める。
「えー、もう帰んの？ もっといたらいいじゃん。なんなら泊まってけば？ オレの部屋で寝よーよ」
『あのね、私がどうやってここまで来たか知ってる？ 1番近くの空港から電車に乗って、バスに乗り換えて船に乗って乗り換えでまた船、さらにバス。私はまたそれをして帰らないといけないわけよ。おわかり？ 私の貴重な休日を潰したエースには責任取ってもらうから』
「責任って、結婚？」
『そんな責任いらない。いつものカフェでデザート全部でいいよ』
「わーったよ。んじゃ、次の休日帰るから空けとけよ」
『なんか上から目線なのが気になるけど……ん、おっけー。それじゃ、リドルさん、トレイさん、ケイトさん、デュースくんお邪魔しました』
Aが立ち上がり頭を下げるとケイトは残念そうな声を出す。
「Aちゃんとはもっとお話したかったんだけどなぁ〜。また遊びにきてね！ あっ、連絡先交換しようよ♪」
「いつ遊びに来てもいいようにまたお菓子を準備しておくよ。俺も連絡先いいか？」
『ありがとうございます、また遊びに来ますね。連絡先もちろんいいですよ』
Aは鞄からスマホを取り出すと2人と連絡先を交換する。
交換が終わるとAはデュースにスマホの画面を向けて
『デュースくんも交換しよ？』
と言うとデュースは顔を赤らめながら頷いた。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます(*^_^*)面白いと言っていただけてとても嬉しいです〜っ！応援ありがとうございますっ、頑張ります！^_^ (2021年4月11日 9時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - す、凄く面白いです…！！エースの妹ってのが尚よし！！更新無理せず頑張ってください！いつでも待っています！！ (2021年4月11日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ぽぽさん» ぽぽちゃんありがとう！！どうしてもエースくんとは関係持たせたくて双子の妹って設定にしてみた^ ^面白いって言ってもらえて嬉しい、ありがとう！ぽぽちゃんもがんばってね！ (2021年4月7日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - ここちゃん新作おめでとう！！エースくんの妹の小説は初めてだし、お話も初めから面白いから続きがとっても楽しみ！更新大変だと思うけど頑張ってね！応援してる！ (2021年4月7日 18時) (レス) id: b4df090db3 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - にゃんまろさん» 応援ありがとうございますっ、とても嬉しいです(*^_^*) (2021年4月7日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年4月7日 12時
