▶マッドスマイル (ページ25)

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笑顔が24こページ25

ある日コネシマ、シャオロンが街に繰り出した際、スパイの男を捕まえたとの報告が入った。その日はショッピとA、添加物が拷問担当だったため、報告を受けた3人は拷問部屋で待機していた。

syp「いやぁ、拷問とかダルいっすわ。口が固いヤツじゃなければいいんすけど」

気怠そうなショッピとは反対にAはいつもの様にニコニコとしている。

『チャチャっと終わればいいんやけどねぇ。終わったらエミさんの所でお茶しようか！ご褒美があるとやる気も出るやろ？ね、添加物ちゃんも一緒に行こう！』

急に話題を振られた添加物は、ビクッと肩を揺らすと、そうですねと覇気のない声で返す。
そんな他愛もない話をしていると、コネシマとシャオロンが部屋に人を担いで入ってきた。

『おつかれー！ショッピ君この人を椅子に縛り付けてー』

ショッピは指示通り、気絶しているスパイを2人から預かり椅子に座らせ、手足や体幹を縛る。

kn「うわぁ、今日Aが担当するんかぁ。ホンマ相手が可哀想に思えてくるわ……」

コネシマはうげっとしながら話す。

sha「ショッピ君、なんかあったら非番のひとらんかエミさんに助けを求めるんやで」

コソッと話してくるシャオロンにショッピは不思議そうに目をやる。しかしシャオロンは真剣な表情であったため、ショッピはこれから起きる出来事に不安を抱くことしか出来ない。
シャオロンは添加物にも「そう言うことやから」と言葉をかける。その言葉に添加物はなるべく前に出ないでおこうと心の中で決めた。

コネシマとシャオロンが出て行くと、Aは小道具が乗っている台をコロコロとこちらへ移動させ、ショッピに尋ねる。

『多分私がするよりも、ショッピ君の方が舐められにくいやろうから、ショッピ君から始めてもらってもいい？添加物ちゃんは初めてやから、一緒に後ろから見学しようか』

ショッピは何回か経験はあるため、いいっすよと了承する。そして、とりあえず基本的な爪などを弄り、情報を引き出そうとしていく。
しかし、相手もそこら辺のチンピラではないのだろう。忠誠心が強く中々情報を漏らさない。

『ねぇ、お兄さんずっと苦しそうやけど大丈夫？休憩の時間欲しくない？』