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名前を呼ばれて、寒気がした。
そのおじさんにもむちゃくちゃされて、
2日後には別のおじさんが来る。
おじさんが来ない日はお父さんが帰ってくる。
そんなサイクルだった。
どんなに体が痛かろうが、おじさんたちが来たら
ご飯を作るのが決まりだった。
家をキレイにしてないとお仕置きだと言って、
また体が痛くなることをされる。
そして、少しでも話し方を崩すのもダメだった。
呼び方まで指定されて、その人の望むようにする。
どんな時でも考えるのは機嫌を損ねないことだけ。
辛くて泣いたらまた怒られての繰り返しで、
でも、おじさんが帰ったら家をキレイにしないと
いけないから、ろくに泣く時間もない。
もう僕の心は壊れてたんだと思う。
そんな生活が、何年も続いた。
本来なら通えるはずの小学校も、
お父さんの用意したおじさんたちが家庭教師だと
言って、通わせてくれなかった。
もちろん、まともな勉強はした事がなかったから、
読み書きと簡単な足し算と引き算しかできない。
僕が時を重ねるにつれて、おじさんたちも
お父さんもどんどん遠慮しなくなってきた。
それでも最初から変わらないのは、
『涼介』と名前を呼ばれたら始まること。
だから、名前を呼ばれたら体が震えるようになった。
そんなある日、普段閉まってるドアが開いていた。
ドアの向こうなんて何年も見てない。
ボーっとした頭のまま、フラフラと外に出ていた。
どうやって着いたのかは覚えてないけど、
気がついたら昔お母さんとよく行った公園にいた。
ブランコに座って俯いてるボロボロの僕を
不審に思った人が警察に通報した。
そして、僕は警察に保護された。
何があったのか、どこから来たのか…
何を聞かれても答えなかった。
だって人に言えることじゃなかったから。
それにいうことで、その人が目の色を変えるのを
見るのはもうイヤだったから。
ハッキリ答えないと怒らせてしまうかも、なんて
思ったら怖くて顔を見れなかった。
何を話せばいいのかわからなくて、
とにかく『ごめんなさい、許してください』って
言ってた。
やっぱり誰にでも名前を呼ばれるのは怖くて、
呼ばれた瞬間、怖くて涙が溢れてしまう。
もう自分にも嫌気がさしていた。
そんな時に《HOME》に引き取られた。
初めて、人に優しい笑顔を向けられた。
お母さん以外初めてで戸惑ったけど、
ここにいれば、僕も変われる…よね？
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るち(プロフ) - よしりんさん» もし、今日解除されなかったら上げ直しするので、夕方までお待ちください（笑） (2019年8月7日 7時) (
レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» 気をつけてもなるときよくありますよね笑笑 はーい、自分も気をつけなくちゃ、！ (2019年8月7日 0時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - よしりんさん» なるべく気をつけるようにはしてたんですけど……やらかしちゃいましたね（笑）まぁ以後気をつけます（笑） (2019年8月6日 20時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» あぁ、あるあるですよね笑 自分もBのL作ろうとしたらフラグ立っちゃって更新できない状況になっちゃいました…笑 今は無事？更新出来てるんですけどね、！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - よしりんさん» ごめんなさい！なんか強制フラグたてられました……今解除申請中なんで、明日の午後にまた試して見てください (2019年8月6日 18時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るち | 作成日時：2019年7月17日 16時
