オトコギライ《桃》

#キライ ページ37

小瀧side






教室で流星と話しとると、ドアからしげが入ってきた。







小「…うわ！！！！汗やば！！！！！」




藤「今日もお疲れさんやなぁ。」











しげの顔は真っ赤。


しかも汗でベタベタになっとって、


ワイシャツは背中に張り付いとった。










重「…っるっさいわ。チャリ暑いねん。」






しげは、俺らと違ってチャリ通。






俺と住む所はあんまり変わらへんのに、電車やなくてチャリで通学する。










しげ曰く、電車賃が勿体ないとかなんとか。





交通費削減の為だけに暑くても寒くてもチャリ通なん尊敬するわ……。

















藤「ちょ、しげ聞いてや。

望、課題丸写しなんやって！ずるない？？」





重「…んなん今に始まったことやないやろ。

中学からそうやで？」





藤「ってことは去年も……。

ちゃんとやっても結果出えへん系の人やと思っとったんに……。」









いや、俺はやればできる子やからちゃんとやれば結果は出るで？？？










重「…でも、選択課題はどしたん？あれは答えもくそもないやろ。」




小「…皮肉なことに同じ親から産まれても姉ちゃんは脳の造りがちゃうみたいでなぁ…。」




藤「セッッッッッコいわ〜…。」



















そんなことよりはよAちゃんに会いたいねんけど！！！





教室覗く限り、まだ来てへんみたいやったし。













……今日も神ちゃんと一緒に登校してんねやろなぁ。









休み時間は絶対会いに行くで…！！！！






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