87 ページ37
あなたside
気づいたら、柔らかいベッドに横になっていて。
白い光が目に入る。
あぁ……あの時、倒れたんだ。
理解するのに時間はいらなかった。
起き上がれば心配そうな顔でこちらを見つめる7人と、難しそうな顔をしている斎藤さん。
中「A?大丈夫か?ここどこかわかる?」
桐「……ほんま焦った〜……!!」
小「…どこも痛ない?しんどかったら無理して起きへんでええんよ?」
『すみません、……ご迷惑おかけしました。』
顔を上げても一向に彼らの表情は変わらない。
そりゃそうか。ステージ裏に来たらマネージャーが倒れて痙攣してるんだから。
重「…A、俺らに隠してることあるやろ?」
もう、隠せない。
もう、彼らに隠し通すのはできない。
斎「平山、もう…………」
『分かってます。……自分が1番、分かってます。』
『……皆さん、本当にごめんなさい。
ずっと、言ってなかったことがあります。
ずっと、嘘をついてたことがあります。
…………私は、病気持ち…です。
多分、皆さん聞き覚えのない病名だと思います。』
"ナルコレプシー"
.
2004人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プリリン - ありがとうございます。 テストが、終わったら必ず読みます! (2019年11月24日 12時) (レス) id: a886d0c923 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - プリリンさん» そうでしたか……。お話を読んで欲しい気持ちもありますが、学業が第一優先ですもんね。主人公の病名は"ナルコレプシー"というものです。テスト期間が終わったら、是非続きも読みに来てくださいね! (2019年11月24日 1時) (レス) id: cdd98bad11 (このIDを非表示/違反報告)
プリリン - すいません。 今、テスト期間中で、今週の金曜日まで、使えなくなるので、教えていただけると、嬉しいです。けど、もし無理だったら、大丈夫です。 (2019年11月24日 1時) (レス) id: a886d0c923 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - プリリンさん» コメントありがとうございます!嬉しいお言葉をいただけて光栄です。病名は、このお話を読み続けていくと明かされますので、ぜひ続きも読んでいただければと思います。もしなんらかの事情で読めない、という状態でしたら、お伝えしますね。 (2019年11月23日 3時) (レス) id: cdd98bad11 (このIDを非表示/違反報告)
プリリン - 私は、このお話を読んでとても、感動しました。 優しさが伝わってきました。 障害の名前を教えてください。 お願い致します。 (2019年11月20日 1時) (レス) id: a886d0c923 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:翡翠 | 作成日時:2019年9月6日 0時