マネージャー 無表情 理由。[WEST]

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あなたside








診察室を出て、会計をしに行こうと思った時。















濱「Aちゃん、そないなとこ入って、どないしたん……？」











今にも泣きそうな顔をしている濱田さんの姿。





…………見られていたの？

そういえば、足の経過観察をしに行くと言っていたような……。







濱「……なぁ、答えてや。Aちゃんは、何隠しとるん？」







アイドルに、こんな顔をさせてしまうなんて最低だ。



迷惑をかけたくないという私の思いでさえ最低だったのかもしれない。











『……学生時代に、精神的な病気にかかってしまって。それの、経過観察です。
……すみません、隠してるつもりはなかったんですけど、結果的に不安にさせてしまいました。』





















半分ウソ、半分ホント。





学生時代に発症したことと経過観察の様なものだということはウソじゃない。





……精神的な病気、なのだろうか。

どちらかといえば、発症した病気によって精神的な病気も誘発してしまった……というところかなぁ。









何が何であれ、こんなタイミングで話すわけにはいかないし、ましてや濱田さんだけに教えるなんて以ての外。

























濱「え、そうなん！？いや、そんな謝らんで！？
……今は、何ともないん？」





『はい、大丈夫です。』






濱「……俺、今日足の経過観察で来てんけど、Aちゃんが病院いてめっちゃびっくりしてん。
しかも入ってくとこは精神科やし……。ほんまびっくりしたわぁ……」



















でも今は何ともないんなら安心やな！って笑ってくれる濱田さん。

































ごめんなさい。
あなたの優しさに、また甘えてしまいました。

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