マネージャー 無表情 なぜ。[WEST]

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濱田side






楽屋から出る時、思い切って伝えた言葉。


良かった、噛まへんかった……なんて安心してたんやけど、安心できへんやん！！！！








だって一向に返事返ってこうへんもん！！！
下向いてぼーっとしてもうてるわ！！！！！









やっぱり望はかっこいいからええんか！！そうなんか！！！平山さん！！！！









濱「あの……平山さん？やっぱり、ダメですかね？」





『……！！すみません、いえ、全然大丈夫です。濱田さんの話しやすいのでお願いします。』







ええんかい！！！！焦らさんといてやもう……








濱「ほんまですか！じゃあ今から使わへん！よろしくなぁ、Aさん！！！」





敬語使わんくてええってことは名前で呼んでもええってことやんな？

こういうの憧れててん！！∞兄さんのとことかめっちゃ仲良しさんやもん……！！








Aさんの顔を見るとちょっと驚いたような顔をしていたけど、すぐ元のポーカーフェイスに戻って、






『そろそろ行かないとですね。皆さん待ってます。』







って。

名前呼びでもええんやって嬉しさと、反応やっぱ薄いなぁって寂しさでちょびっと複雑な気持ちやったけど、いつでも俺らのこと考えて動いてくれはってて、やっぱり嬉しくなった。









本当はAさんも敬語外してええで、って言いたかってんけど、多分あの人の性格上、それはできへんやろな、って皆にあほあほ言われてる俺でもなんとなーく察した。









スタジオに入ると、




小「あ！濱ちゃん来た！！もう、何しとったん！！！マイク付けてもうたで？？」





濱「んー？まぁちょっとなぁ。」







小「隠し事か！！のんちゃん泣くで！？！？」








中「さっきからやかましいわ！濱ちゃん、あっちにスタッフさんおるからマイク付けてもらってき？」






濱「おん、ありがとさん！」









やっぱ淳太は頼りになるわぁ。後ろでまだ騒いどる望は今日はほっとこ。








どうせ何しとったか言っても今度は他の奴らも抜けがけやなんやらうるさいやろからなぁ。









名前呼びっていう、ちょっとの優越感に浸ってたいねん。

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