じゅんき (ページ2)

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私は昔から自己表現が苦手だった。

影がすごく薄くて、空気と同じ扱いの存在。

名前すら覚えられていない。

今日、体育祭実行委員会がある。

ジャンケンに負けて委員になっちゃったけど、嫌だな〜、

体育祭は昔からあまり好きじゃない。
笑えないタイプの運動音痴だから。

委員会の人全員が集まって、先輩から順に自己紹介していく。私も自己紹介をした。

「１年のAAです。よろしくお願いします！」

私の他に１年生は河野純喜くんだけ、
話したことないからちょっと気まずいな、なんて思ってた。

河野くんは、明るい感じの人で先輩ともすぐ打ち明けてた。こういう時いつも劣等感を感じちゃう、

体育祭の話は進み、順調にいろいろなことが決まっていく。

応援団は、女の子がやるらしくて、私は１年生の応援団長になった。

これ頑張らないとやばい！！

先輩「そこの１年の女子さ、名前なんだっけ？この紙に書かないといけないんだけど」

「あ、

純「Aさん？だっけ」

もはや事件でした