【名探偵コナン】死なないように、疑われないように

40話 ページ42

私の予想通り、大広間にはやっぱりご馳走がズラリと並んでいた。


そこには私の大好きなお酒やお酒やお酒や安室さん………



………安室さん！！？



目をゴシゴシ。


何度見ても安室さん。


いやまぁ、安室さんがこの家にいるのはおかしくないけど、大広間にいたのかよ！



てかめっちゃこっち見てくるんだけど！


似合ってないですよねごめんなさい！


バーボン目線からしたら、くっそ寂しいなおい！って感じでしょ！？


分かってるわよこの野郎！



「あ、安室さん……どうですか？似合ってます？」


恐る恐るたずねてみるも、安室さんは黙ったまんま。


え、何！


怖いよぉ！


「……すみません、変なこと聞いて。流石に胸無さすぎですよね！」



あはは、と笑って言うけど、ちょっとキツイわ。


好きな人の前で自分から胸ないよね！とか私悲しすぎか！


「……そうですね」


真顔で言う安室さん。


え、ほんとツラい。


分かってたことだけど！


そこは嘘でも「そんなことないですよ！」とか言ってほしかった！！



「…………はは、冗談ですよ！」


そう言う彼の笑顔は、これ以上無いくらいに格好よかった。


「百面相するAさんが面白くてつい」


百面相！？


そんなのした覚えが無いよー…


恥ずかし……



後ろでは女子高生2人がキャー！って言っているのが聞こえる。


うんうん、Aちゃんも内心キャーー！！！だよ。


頑張って平静を装ってるけどね。


ポーカーフェイス大事。

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