【名探偵コナン】死なないように、疑われないように

21話 ページ23

おぉっと！


なんかコナン君がスマホを取り出したよ！


そして安室さんはドアに耳を当ててるよ！



わぁ


嫌な予感しかしないね！




そして次の瞬間。


私のスマホが鳴りました。


響いてるよ響いてるよ！




ちなみに着信音は、自分の笑い声……


なんで自分の笑い声に設定したんだろう。


自分の馬鹿さ加減に頭を抱える。



もうずっと鳴ったままで、こんなのが聞かれてると思うと恥ずかしくて恥ずかしくて……






──────切ってしまった。



いや、ドアを挟んでイケメンとショタに聞かれてるんだよ！？


普通に恥ずかしくない！？


こんなん永遠に続くとか耐えられん！




ドンドンドンドンドン！




…………。


うん、終わった。


「Aさん、いますよね？開けてください！」


んえ？いやいやいや、なんで私の名前知ってるの！？


言った記憶ない。



ってあれ？なんかデジャヴ……


初日に逆バージョンでこんなことあったよね。


「A姉ちゃーん！僕と一緒に遊ぼう！」


遊びません！会いたくもないです！


「A姉ちゃん、いるよね？」


いません！いませんから帰ってください！


いい加減ご近所迷惑だぞ！この野郎ども！


あとで私が近所の人から責められたら慰謝料請求するからな！


「………A姉ちゃん、いないのかな？」


「………そうかもしれないね、一旦帰ろうか」



……帰った？


はぁ……


無駄に疲れた……





ピーンポーン





またか！


もう引っかからないぞ！


でも最後にもう一度犯人ヅラを見ときたい！


と思ってカメラを確認したら、なんと宅急便でした。


この野郎。

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