江戸の名探偵。

゛ ページ27

「只今ァ！！」






スパァン！と襖を開ける。







「おぉ、A！

お帰りなさい！帰り遅いから、お母さん心配したわよ！」







「オイ、近藤さん。

アンタとうとう頭イカれちまったか。」






「なら、近藤さんを動物園にでも売って金儲けしましょうよ。
ウチの名探偵も許可してくれるばずでさァ。」






「え。」







「え〜、近藤さんを売ってもどうせ売れないよ〜」







「え、A！？」





まぁ、茶番はそこまでにして………







＿＿真選組屯所(夜)





「「メリークリスマス！！」」







宴会状態の真選組に大きな声が響く。






「近藤さ〜ん！クリスマスプレゼントちょーだい！」





ぴょんぴょん跳ねるA。
　
　



「おぉ、そうだったな！」


　



近藤がAに渡したのは大きな駄菓子セット＋ラムネ瓶だった。






「やった！！近藤さんありがとう！」





他の隊士にも駄菓子を貰い喜ぶ姿はまさに子供そのもの。




「沖田！僕にプレゼントは無いのかい？」







訳、真逆名探偵にプレゼントをあげないとか無いよね。







「あァ、ほい。」








大きな本に書かれている題名。






＿＿人を涙目、又は新しい扉を開かせる方法。






と、書かれている。








「……まァ、使えそうだからいっか。」




何に使えるのか検討もつかない本だが、一応貰っておくA。













＿＿＿パーティーはまだまだ始まったばっかりである。

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