紺 青 の 拳 ページ4
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『 ──わ！！おっきい〜！！ 』
「 すごく大きいね〜 」
所変わってここはシンガポール。
なんと京極さんがこっちの空手の大会に出るらしく、園子が応援に行くというのに私も誘われ、お供させていただくことになったのだ。
「 でもよかったわね〜蘭！愛しの旦那が来てくれて！ 」
「 ッだから旦那じゃないってば！ 」
『 …園子も蘭も旦那様と一緒ってことは、私は小五郎のおじさんと2人かあ〜… 』
「 なーに言ってんのよA！ 」
「 私は園子とAと3人でいるつもり！お父さんと2人にはさせないよ！笑 」
『 ……園子、蘭…！ 』
優しい幼馴染のその言葉に目を潤ませた……ものの、次に二人が口にした言葉で、二人の魂胆が見え見えとなる。
「 ま、本音を言えば、カイトくんとのこと聞きたいだけなんだけど！ 」
『 か、かかかかか快斗との…っ？！ 』
「 あら、その反応、絶対何かあったでしょ！ 」
『 も、蘭まで…っ 』
これ絶対反応で遊ばれてるよなあ、とは思いつつ、本当のことを話さないと二人には離してもらえないことを悟る私(白目)
「 あ、新一！こっちこっち！ 」
「 …悪い！待たせちまったな！ 」
「 どこ行ってたのよ？探したんだからね！ 」
「 暑いって言うから、おっちゃんを木陰に案内してたんだよ！ 」
マーライオンを背にしてこちらに走ってきたのは、蘭の旦那、工藤新一………ではなく。
新一に変装した快斗である。
「 おーい、蘭！水を買ってきてくれねえかァ？！ 」
「 しょーがないなあ…
ねえ新一、一緒に行こ！ほら早く！ 」
「 あ、オ、オウ！ 」
そう言って蘭と手を繋いで走っていってしまった新一───もとい快斗。
……今は新一ってわかってても妬いちゃうや。
『 蘭、嬉しそうだね 』
「 そりゃそうよ。久しぶりに旦那と会えたんだから。
Aもカイトくん、誘えばよかったのに 」
『 園子がそう言うから一応誘ってみたんだけど、用事があるから今回はパスだって 』
「 え、ホントに誘ってみたの？ 」
『 う、うん… 』
「 あのAが珍しいわねぇ…
なに、私のお告げ守ってんの？ 」
園子からのお告げといえば、「 好きな人には積極的に行きなさい 」ってやつ。
『 一応心に置いて頑張ってる…つもり 』
「 あんなに恋愛に奥手だったAが…成長したわねぇ… 」
『 ……なに泣きそうになってんの 』
…………園子は私のママですか。
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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (
レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
青 - 好き!!こう、あの、その…好き!!（語彙力）更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！KOCHUCHUさん！応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーさん | 作成日時：2021年6月13日 18時
