検索窓
今日:529 hit、昨日:1,268 hit、合計:191,290 hit

. ページ22

.




───翌日。

小五郎のおじさんを除いた私たち5人は、京極さんが出るという空手の試合を見に来ていた。


……おじさんは多分2日酔いで寝坊。




「 ジャマルッディンって人、めちゃくちゃ強そうねえ… 」

「 重量級のパワーにスピードとテクニックも兼ね備えている…手強そうね… 」

「 さすが帝丹高校空手部主将、目の付け所が違うのぉ♪ 」





『 …ねえ 』

「 ん? 」

『 京極さんのとこに宝石が行ったら、もう手が出せなくなっちゃうんじゃないの? 』

「 そうだな…アイツにはなるべく近付きたくねえからな 」




だとすれば、京極さんが優勝する前に盗み出さないといけないよね。

…なんて1人で考え込んでる内に、京極さんの番が回ってきたみたいで。




「 真さん来た!ほら、みんなも応援!

……って、なんで現地のガキンチョがついてきてんのよ? 」

「 なーんか懐かれちまってなー 」




みんなで話をしていると、始まりの合図がかかり、試合がスタート。

…そのときに京極さん、絆創膏触ってたけどどうしたんだろう。


……なんて少し考えているうちに京極さんが相手を一発で吹き飛ばし、試合は終了。





『 怖… 』

「 やったあ!真さんカッコいい〜! 」




園子が京極さんの勝利に歓喜していると、蘭の携帯に着信が。どうやらおじさんかららしい。

……やっと復活したのかな。








.









.











私たちが入口へ到着すると、おじさんは金属探知ゲートの所で止められていた。



「 お父さん! 」

「 おお、蘭!コイツらに説明してくれよ!

金属製のモンは全部出したんだ…だがしかし! 」




おじさんがゲートを通ると、ブーっという音がなり、警備員さんに止められてしまう。

……昨日酔っ払ってたから忘れてるだけで、なんかポケットに入ってんじゃないの?…なんて考えていたそんなとき。




「 毛利さん!大丈夫ですか?! 」

『 っあ、リシさん 』

「 He is a staff member.
(この方は関係者だ)

Prease let him in.
(通してあげてくれ) 」

「 …!!サンキュー、ミスター・リシ!! 」

「 合流できてよかったです

ベルトは開幕式でお披露目した後、今は地下金庫で保管されています。よろしければこの後にご案内します!

…それにしても、今までどちらに? 」

「 え、い、いやあ、ちょっとパトロールに… 」




……絶対に二日酔いで寝坊したよね。




.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (134 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
558人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
- 好き!!こう、あの、その…好き!!(語彙力)更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください!KOCHUCHUさん!応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。