■ . 時計型麻酔銃 ページ5
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side:江戸川コナン
松田刑事と東雲刑事の調査のおかげで容疑者が絞られ、あとは犯人の正体を明かして逮捕してもらうだけという所まで来た俺。
ーーーしかし最悪なことに、今日は麻酔銃を使える相手がいない。
松田刑事なら犯人の正体を導いてくれそうだとは思うが、今日は少年探偵団に絡まれている東雲刑事を気にかけてか推理どころではない様子。
……俺が推理してもいいけど、松田刑事は俺のこと怪しんでっからな…。かと言って松田刑事に麻酔銃を使えばそれこそ危険だ。
ーーーそこで、白羽の矢が立ったのは。
「 …灰原、フォロー頼む 」
「 え?…ちょっと、貴方まさか 」
『 ーーー…はひん、 』
「 あ?…って、おい!東雲! 」
そう、俺が麻酔銃を打ち込んだのは、今日出会ったばかりの東雲刑事だ。
正直、東雲刑事の頭がどれだけキレるのかもわからねえし、彼女が起きたあと誤魔化し切れるかも定かじゃねえ。
でもこの選択しか残ってねえし、とりあえずは松田刑事にさえ怪しまれなければ大丈夫…だと思う。
そこで俺は、突然座り込んだ東雲刑事に駆け寄る振りをして彼女の襟元にスピーカーをくっつける。
そして物陰に素早く移動すると、蝶ネクタイ型変声機を東雲刑事の声に合わせて言葉を発したのだった。
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side:change
「 ーーー…お…ろ、…起きろ、ーー起きろ!東雲! 」
『 ……んぁ? 』
いつの間に寝てもうてたんか誰かに肩を揺さぶられて目を覚ますと、至近距離で映りこんだ松田の顔面。
……寝起き一番のイケメンは心臓に悪すぎるやろ。
『 …あれ、 』
「 ったく、犯人突き止めたかと思ったら急に寝落ちしやがって 」
『 え?犯人? 』
「 ーーーあ、え、えっと!!東雲刑事、頭良いんだね!犯人突き止めててさ!
す、すごかったよな!オメーら! 」
「 うんっ!すっごくかっこよかったー!! 」
「 さすが、警視庁に配属されて来るだけのことはありますね! 」
「 頭良いならもっと早く言えよな! 」
『 あぇ、そう? 』
そんなに褒められて悪い気はしてへんし特に気にせんことにしたけど、まさかそれが原因でコナンくんにターゲットにされることになるとは思いもせえへんかったよね。
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アニメ・原作で書いて欲しいお話とかあればリク受け付けます!
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Riruru(プロフ) - ミステリートレイン、緋色シリーズとかの話が読みたいです! (12月6日 11時) (レス) @page5 id: 0915f8ec75 (このIDを非表示/違反報告)
piyo1234(プロフ) - とてもおもしろいです..😢💘更新頑張ってください💪🏻 (11月19日 22時) (レス) id: b54c7f201d (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - 松田刑事は巡査部長ですね (11月10日 23時) (レス) id: a6a7dc2a47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2023年11月7日 20時