怪 盗 さ ん と の 恋 物 語

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「 じゃあ、歩美たちがAお姉さんのお友達探すの手伝ってあげる！ 」

「 ですね！人探しも探偵の仕事ですから！ 」

「 よっしゃあ！探すぜ ！ 」

「「「 オー！！ 」」」

『 あ、あはは…笑 』




事の発端は歩美ちゃんのあの一言。

いつもだったら喜べるんだろうけど、今日はあいにく快斗と来てるからなあ…、




「 あら、あなた、吉田さん達に探してもらえることになった割にはテンション低いわね 」

『 哀ちゃん… 』

「 んだよ、なんか都合悪いことでもあんのか？ 」

『 そういうわけじゃないけどさあ…

…新一といると、事件遭遇率高まるから嫌なだけ 』

「 ………ご愁傷さまね 」

『 哀ちゃぁん…、 』




……あの哀ちゃんにそんなこと言わせるくらい、新一の事件遭遇率っておかしいんだね。



……そりゃこれだけ事件に巻き込まれてたら、IQも400になるか。





「 じゃあ、Aお姉さんのお友達の特徴を教えて！ 」

「 できるだけ細かくお願いします！ 」

『 特徴？うーんとねー…

身長は私より10センチ以上高くて、髪の毛が癖毛の男の子だよ 』

「 服はどんなの着てたんだ？ 」

『 黒！ 』

「 ……情報少なすぎないかしら 」

『 いーの哀ちゃんそこにツッコまないで 』




いやでもホントに探し出されたら困るな…

……偽りの情報を渡すべきだった？？


…ううん、あんな天使たちに嘘教えるなんて真似絶対できない。




「 では、さっそく聞き込みに行きましょう！ 」

「 あっ、ちょっとオメーら！ 」

「 …まあいいんじゃない？見つからなかったらすぐ戻ってくるでしょうし… 」

『 なんかごめん… 』

「 いいんじゃよ、Aくんが悪いわけじゃないんじゃから。

それに、子供らを自由にさせてやるのも大事じゃしのお 」

「 アイツらは自由すぎだけどな 」





…………快斗、絶対に見つからないでね。






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