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side . 黒羽快斗
あれから、Aがほしいっつったネックレスをちゃんと買ってやって、今はAがやりたいっつープリクラを撮りに来た俺たち。
「 俺、プリクラなんて撮ったことねえんだけど 」
『 いいからいいから!とりあえず機械の言うこと聞いてればいーの! 』
「 へいへい 」
Aが予想以上に楽しそうで、こっちまで嬉しくなってくる俺。
……ま、こいつが楽しんでんならなんでもいいか
〈 まずは指ハートで撮ってみよう! 〉
「 指ハート? 」
『 快斗、こうやるの 』
「 …こうか? 」
『 そうそう! 』
〈 3!2!1! 〉
機械がカウントダウンを終えた途端、眩しくフラッシュが光る。
………やっべ目瞑っちまったかも。
〈 次はしっかりくっついてみよう! 〉
「 はあ?! 」
『 くっつくって… 』
〈 3!2!1! 〉
『 …っ快斗、ごめん! 』
「 っへ、A?! 」
Aが俺に腕を絡めてきたって言うのはすぐにわかった。
だけど、俺の腕に柔らかい何かが当たってることに気付くと、一気に顔が熱くなる。
……なさそうであるんだよな(変態)
〈 じゃあ次は…… 〉
「 まだあんのかよ!! 」
『 機械に怒らないで!! 』
次からの写真、ぜってえ顔真っ赤じゃん…、
…いや、オレ様は月下の奇術師、怪盗キッド様だ。
ポーカーフェイスくらい楽勝…、
……のはずなんだけど!!!
………ぜんっぜん顔から熱が引かねえ。
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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時