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「 んで?ソイツ、江古田のヤツか? 」

『 まあ…うん… 』

「 評判いいのか?顔は?性格は?趣味は?特技は?人気はあるのか? 」

『 …ちょちょちょちょっとストップ!そんな一気に質問されても困るんだけど! 』

「 しゃあねえだろ、気になるんだから 」

『 ったく、新一のその好奇心、どうにかなんないの? 』

「 悪いけどもう無理かもな 」





ジト目で新一を見つめると、ジト目で見つめ返してきた新一。



なんとなく話もそれた……と、思ったんだけど。


“ んで、どんなヤツなんだ? ” ……なんて、まるで誤魔化しても無駄だ、とでも言いたげな目で見てきた新一。……くそ。





『 ……じゃあ言うけど、絶対笑わないでね 』

「 ああ 」

『 …あいつね、ホントにバカでアホで鈍感で、すごくムカつくの 』

「 ……お、おう 」

『 ……でも、いざという時には頼りになって、優しくて……かっこいいんだよね 』




…こんなこと誰かに話すの、初めてだな。

園子や蘭に言ったら絶対冷やかされるし、青子とか紅子ちゃんたちに言うわけにもいかないから。

…でもまさか新一に初めて言うことになるとはね。




「 …相当いいヤツなんだな、ソイツ 」

『 …え? 』

「 だってよ、今Aがその好きなヤツのこと話してるとき、すんげえ幸せそうだったぞ?

それだけソイツのことが好きになれたのは、ソイツが良い奴だからだろ? 」

『 ……新一 』




“ ま、頑張れよ ” なんて言われたから、“ 新一もね ” って返したら、ほっとけ、なんて言ってどつかれた。


……痛えよ!!!!!





「 …あ、コナンくん!!A!! 」

『 あれ、蘭に園子 』

「 ちょっとアンタら遅すぎよ!!もう私も蘭もほとんど見てきちゃったわよ!! 」

『 あはは…苦笑ごめんごめん、この人混みの中に入るの躊躇しちゃって。

…それにこの中入ったら、コナンくん簡単に潰されちゃう……っ?!いだだだだッ!! 』

「 ん??なあにAねーちゃん!(満面の笑み) 」

『 ……なんでもないです 』




……新一、この間から私の足踏みすぎじゃね?????




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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時

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