お前なんて嫌い (ページ4)

今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:236,411 hit

謝ったし… ページ4

Aside

あの時は流石に勘違いも甚だしかったけど、まあ本当にやばかった時に助けられてたってことだよね、と思い込もう

菜央「Aー！購買行こ？今日お弁当置いてきた泣」

「うわ、痛いねそれ。混みそうだし急ご！」

私はお弁当を持ってきてたから購買の前で菜央を待ってた

お昼時の購買をバカにしてはいけない

パンやおにぎりの争奪戦なのだ

女生徒「渡辺君購買混んでるし私作ったお弁当食べる？」

女生徒「えー私のがいい！」

うわ、なんかうるさい集団が来た

やっぱりお昼にここへ来るべきではないな

菜央「お待たせー！めちゃ混んでた、、って、購買にまで着いてくんだあの子たち」

「着いてくる？」

菜央「ほら、渡辺君だよ」

菜央が顎で示す先に見えたのは

1人の男子？

この前も菜央が言ってた人か

っていうか

ん？

あれ？

あの人…

…飛び降りようとしなかった人だ

「うわ…」

よりによって目立つ系の人だったとは

でもまあちゃんと謝ったし

一瞬だったし

ちゃんと顔も見られてないでしょ

菜央「え…ねえ、Aの方見てない？」

「え、誰が、」

菜央の視線の先には

目を細め眉間に皺を寄せながらじっとこちらを見てくる人の姿が…