act.66 ページ19
沖矢昴が住む工藤邸に移った。
相変わらず大きな屋敷であるが、玄関には敦くんと鏡花ちゃん、そして与謝野先生が立っていた。
コナンくんは与謝野先生を見た途端、強ばった顔をする。
｢やっと来たかい｣
｢すいません、太宰さんが途中ふざけるもので｣
｢え、谷崎くんなんでそんな真顔で言うんだい｣
しょうがない、事実だからである。
木にぶら下がろうとするのを止めながら来たので遅くなったのだ。
｢…あの、いつまで玄関に??｣
リビングの窓からひょっこりと顔を出した沖矢さんが入るよう促す。
お言葉に甘えて入ることにした。
｢…で、でっかい…。一軒家ってこんなに大きいんですか?｣
｢敦くん、ここは誰が見ても大きいからね。決してほかの家も同じじゃないよ｣
｢そうなんですね…｣
初めて屋敷…というか、一軒家の中に入るのであろう敦くんが感嘆する。
その言葉に引っ掛かりを覚えたのがコナンくんたちであった。
｢お兄さん、一軒家見たことないの??｣
コナンくんはなるべく無邪気に聞く。
｢あ、僕は孤児院出身だから見たことないんだ。最近までいたしね｣
｢ご、ごめんなさい…｣
予想外の答えだったのか、すぐにコナンくんは引き下がった。
｢探偵社は訳ありが多いからね、気に病むことはないよ。現に私も孤児だ｣
｢私も｣
私と鏡花ちゃんが小さく手を挙げる。
安室さん口を開こうとしたが、寸でのところでリビングについてしまった。
｢…こっから先は極秘でお願いしますよ?｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 602人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんにん会長(プロフ) - 夜奈さん» コメントありがとうございます！面白かったという言葉だけでもうやる気100倍です!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年6月23日 15時) (
レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
夜奈 - いままで読んだ中で一番おもしろかったです！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年6月22日 16時) (レス) id: 9c428e366e (このIDを非表示/違反報告)
あんにん会長(プロフ) - 雪羅さん» ありがとうございます！ハマっていただけるなんて光栄です！これからもよろしくお願いします！ (2018年6月13日 21時) (レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - この作品の文章の書き方やストーリーにドはまりしました！文スト大好き勢なので、元マフィア幹部現探偵社員という立ち位置は大好物です！旧双黒が好きなので中也との争いは辛いけど、展開が面白くて楽しく読んでいます。これからも頑張ってください！ (2018年6月11日 16時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
あんにん会長(プロフ) - ミサ♪♪さん» 閲覧ありがとうございます!!今後の展開は書いている私でもドキドキしてます(笑)応援よろしくお願いします！ (2018年6月3日 20時) (レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんにん会長 | 作成日時：2018年5月23日 15時
