act.37 ページ38
私には考えがあった。
極めて単純明快で、大胆な作戦。
｢あ、太宰さーん。私、来週ポートマフィアにお邪魔していきますねー｣
このことにぎょっとする4人。
｢?何か前兆でもあったのかい??｣
｢いえいえー。ただ、マフィアの五代幹部の1人、尾崎紅葉姐さんに会っただけですー｣
｢なぜ不貞腐れてるんだい…｣
ここ数日のポートマフィアとのエンカウント率が多い。
それは重々承知しているが、ここまで会うとなるときっとマフィアは動き出しているのだろう。
｢まあ、正確に言うと連れ去られるんですけどね｣
｢リストを持ってるからですね。なら、事前に防ぐことは出来ないんですか?｣
｢リスト自体は大量生産できるので、目的にするには薄いですね。勧誘もされたので、その答えを聞くのだと思います｣
これに反応したのは鏡花ちゃんだった。
｢ダメっ!!それは、あなたが!!｣
｢大丈夫だよ鏡花ちゃん。わかってるし、彼らは私に勝てない。いざとなったら乱歩さんが察知してくれるし、そのために協力者を選んだんだ｣
｢…僕らは選ばれたってことですか?いつごろ…?｣
安室さんが不安げな表情で手を組んだ。
｢ざっと1か月前からですね。1か月前から貴方達のことを調べ、認知していました。このことは個人情報の観点から謝罪します｣
太宰さんが立ち上がって頭を下げる。
続けて鏡花ちゃんも私も頭を下げた。
｢…恐ろしい方達だ。協力しないわけないだろう｣
｢…もちろんですよ。この国の危機に関わることです。精一杯務めさせていただきます｣
ここに、契約が完了した。
動き出すまで―――――――あと1週間だ。
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革ベルト
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あんにん会長(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます！どうしても書きたくて半ば勢いで書いてるんですが…^^;応援ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年5月21日 12時) (
レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - な、なんて私得なストーリーなんでしょう…！！最高です！続き応援していますっ(*^^*) (2018年5月21日 1時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
あんにん会長(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。うっかりミスをなくすよう心がけていきますので、よろしくお願いします！ (2018年5月16日 23時) (レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
あんにん会長(プロフ) - ありがとうございます！これからも更新頑張りますo(^-^)o (2018年5月16日 23時) (レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの人 - P、7の芥川さんの｢…今のあなたに〜」台詞なんですが… 一人称が『僕』ではなく、『私』になっています。 芥川さんの一人称は『僕』です。 (2018年5月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんにん会長 | 作成日時：2018年5月14日 2時
