【ヒプマイ】転生したら苗字は山田だった【山田家】【逆ハー】(?)

31、甘えん坊さんだな！2 ページ34

わしゃわしゃと頭を撫でてやる。


A「くすぐったいよ、いちにぃ。」


一「悪い悪い、んなかわいいことされたからよ。」


A「お世辞でしょー？でもありがとう。」


一「お世辞じゃねぇって、Aはかわいい妹だぞ？」


A「いちにぃかっこよ…。イケメンすぎてまぶしい…。」


Aはゴソゴソと俺に抱き着いて顔を埋める。


…Aは妹であって、俺はこいつを守らなければいけない立場なのだとしっかりと頭に叩き込む。


こういう面を他の兄たち(俺からいうと弟たち)にしているわけでもなさそうで。



ついドキッとする。


一「ほかの男にこういうことしたらだめだからな…。」


A「んー？なんて？」

一「なんでもねぇ、次のオフは全員でどっか遊びに行くか。」


A「いいねぇ！甘いもの食べたい！△△においしい抹茶のスイーツ食べられる所ができたんだって！」


一「じゃあそこ行くかー。」


A「やった！いちにぃ大好きー！」


ほらこうやって。素直に伝えてくるところ。

Aのオッドアイがゆるりと細められて俺をとらえる。


もし、もしもAに彼氏なるものができたら、こうやって甘えてはくれなくなるだろうか…。


A「いちにぃ？どうしたのボーっとして。」


一「いや、なんでもねぇ。」



邪念を振り払うように、Aの髪をまた撫でまわしてやる。


A「ちょ、ぐしゃぐしゃになるってば！もう、いちにぃー！」


一「ははっ！すっげえことになってるぞ？」


A「一にぃがやったんでしょ！」

やっべ…俺








まだまだ妹離れできそうにねぇな。

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