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ep2 ページ40

「真面目なんかじゃありません

ただ、助けてって言われたから…」


少し間を置く


「……ああいうの、見つけちゃうと放っておけないんですよ

ていうか、普通でしょ…?

あんな場所にあんな小さい子放っておけるわけないじゃないですか」


五条は何も言わなかった

ただ、粧の顔をじっと見ている

その視線に気づいた粧が顔を上げる

「……なんですか」

五「いや」

五条は椅子に深くもたれた

五「やっぱりバカだなぁと思って」

「……」

粧の眉がぴくっと動く

「五条さんは置いてって逃げるんですか?」

五「さぁね、時と場合によるよ

でも、流石に自分の命が危うくなるなら他人を犠牲にしてでも逃げるんじゃない?」


「…最強のくせに」


五「まっ、僕はないけどね

自分の命より他人の命を天平にかけることの方が多い

つか、普通の人間はそうするよ

お前みたいな人間の方が珍しい」

「褒めてるってことにしときます」

五「勝手にしな〜」

「ていうか、なんで庇ってくれたんです?」


五条が首を傾ける


五「なにを?」

「さっき」

視線を落とす

「笠井さんに怒鳴られてた時」

少し間があく

五条はいちごミルクを一口飲んでから言った

五「別に、庇ったつもりないけど」

「……」

五「事実言っただけ、お前の勘も当たってた訳だし

____お前が子供を助けた」

肩をすくめる

五「それだけ

辞められても困るし」

粧はしばらく黙っていた

「……助けてくれたのは、五条先生です」

五条は少し驚いた顔をした

「来てくれなかったら、私も死んでました

……ありがとうございました」

五「今先生って言った?♡」

「……五条さん」

五「いいじゃん、また先生って呼んでよ〜」

呆れた顔でため息を吐くと、思い出したように言葉を続けた

「もう本人に直接クソババアはやめてください」

粧はソファの背にもたれ、天井を見上げた

五「ごめんごめん、あの人さぁ、上と繋がりあるから仕返ししたくって」

「でも正直…ふふ…っ」

五「?」

粧はストローを摘み口の前にもっていくが、笑いが堪え切れず固まる

「めっちゃスカッとしました」

それを見た五条の口角があがる

「クソババアって言われた時の顔…あはは…ッ」

五「お前、意外にそういうところあるよな」

「ふふふっ…あははっ……っ」

粧が悪そうに笑う所を五条もニヤニヤした顔で見ていた

五「まだやれそう〜?」

「ふふっ…後1日くらいは…」

粧の補助監督としての日々は、もう少し続きそうだ

奢りなら→←先生といちごみるく



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作者名:はなり | 作成日時:2026年3月14日 11時

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