再開 ページ30
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都内某所 カフェ
現時刻 16時28分
花「もー、驚いちゃったよ…
Aが転入してたなんて」
「…驚いてる感じ伝わらないけど」
そう言い、ズズーッとダークモカフラペチーノを吸う
ま「あんな恐ろしい経験して
平然としてる花香に驚きだわ」
「確かに…何事もなかったかのようにしてるけど
すごい心配だったんだよ」
花「心配って言う割にアンタお見舞い来なかったべ」
「………………」
あれから日は何日か経ち
今のところ座学を中心に授業を受けている
いつ実習をさせられるかビクビクしている所
花香から回復したとの連絡を貰い
今日、放課後3人でカフェにて雑談をしている
「ごめん、ずっと心配はしてたけど…
色々あってバタバタしててさ……」
花「いいっていいって
まりなが来てくれてたし
今こうして会えてるわけだしね」
ま「あ、そうだ
転入した高校なんて名前なの？」
「じゅじ……」
言おうとして口を閉じた
これ話したら色々とややこしい事にならないかな
花「じゅじ？何？」
でも…存在しない名前を言ったところでバレるし…
表向きは宗教系の学校って事になってるから…
誤魔化せるよね…？
「呪術高等専門学校…」
花&ま「……………………」
花「ぶっ」
ま「ぎゃははっ何それ、魔法学園かよ笑」
花「あははっそれな…ッハ●ポタかよ！
ちょーウケんだけど」
予想通り、2人は馬鹿にしたように笑う
ちょっと失礼じゃないか…？
いや、逆に馬鹿にされてもいいから
このくらいのノリで受け入れてもらった方がいい
「いや！宗教系の学校！
親戚の叔母さんが…
そこに行きなさいって…突然…で…」
親戚のおばさんって誰だ？
言ってから心の中で自分にツッコミを入れた
花「えー、最初からそこ入学させれば良くない？
入学してから言うなよって感じじゃん
あっごめん…親戚の人に対して…」
言い方はキツイけど
私の事思って言ってるんだよね…
まあもしそれが本当なら誰だってそう思うのかな
ま「でもいいじゃん
もしAがウチらのとこ入学してなかったら
ウチら出会えてなかったわけだし」
花「まあ、確かに
初めてA見た時
話しかけんなオーラやばくて絡みづらかったけどね」
え…私ってそんな雰囲気なの…？
初めて知った……
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作者名：はなり | 作成日時：2021年2月26日 12時
